【WEC】8号車トヨタのブエミ「トヨタには改善の余地がある」

8号車トヨタのセバスチャン・ブエミは、両チームのピット作業時間を比べ、トヨタに改善の余地があることを指摘した。

 8号車トヨタTS050 HybridはWEC開幕戦シルバーストンで今シーズン初勝利を飾った。予選で1-2位を占めていたトヨタだが、決勝は雨によって混戦となり、その中でポルシェが良いペースを発揮したため、2チームはレース終盤まで接戦を繰り広げた。

 2号車ポルシェのブレンドン・ハートレーは、最後のピットインで給油のみを行うことでアドバンテージを稼ぎ、トヨタの約8秒前でレースに復帰した。ハートレーは懸命にトヨタから逃げたものの、結局、新品タイヤを履いた8号車トヨタのセバスチャン・ブエミに捕らえられてしまった。

 ブエミは、ポルシェとの約8秒差を15分間で削った後、さらに6秒差つけてトップチェッカーを受けた。しかし彼は、トヨタには依然として改善の余地があると語った。

「ある意味、少し恐ろしい結果だったと思う。僕たちの予想ではもっと速くゴールできるはずだった」

「彼らのピット作業は僕らよりもはるかに早かった。僕たちはもっと改善しなければならない」

「ペースの優位性がある限りは勝てるだろうけど、給油やタイヤ交換を改善するべきだ」

「でも、最終的にはトヨタが速かったし、最後のスティントで僕たちは新しいタイヤを履いていたから、僕たちの方に分があることはわかっていた。それに雨が降れば、ハイダウンフォース仕様のパッケージの方が有利になる」

 最後にハートレーをオーバーテイクした瞬間について、ブエミは次のように語った。

「あれは唯一とも言えるチャンスだった。ポルシェはストレートで速かったんだ。親切なブレンドンは僕にスペースを残してくれたよ!」

「僕たちが勝ったのは本当に久々のことだから、このような形でシーズンをスタートできたことは本当に素晴らしい」

 レース後、ポルシェのチーム代表であるアンドレアス・ザイドルは、ローダウンフォース仕様の919Hybridがシルバーストンで2位に入賞したことに対し、”優勝したも同然”だとチームを激励した。

 ハートレーも同様に、ブエミから逃げ切ることはほとんど不可能だったと認めており、チームメイトのティモ・ベルンハルトとアール・バンバーとともに2位表彰台に上がれたことを素直に喜んだ。

「トヨタと6秒差で2位にフィニッシュできたことは本当に良かった。僕たちのエアロパッケージはこのサーキット特性とは合わないものだった」とハートレー。

「予選では、トヨタのペースに少し圧倒された。でも、僕たちがトヨタに対抗できる唯一の手立ては、レースで良いペースを発揮することだったから、それを重要視していた」

「セーフティカーは間違いなく僕たちを助けてくれた。セバスチャンが新しいタイヤで猛プッシュをかけてきた時、僕たちはステイアウトすることを決意した。僕は最初のスティントで2号車ポルシェのトップタイムを記録していたからね」

「最後には彼に交わされてしまったけど、良い戦いだったと思う」

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この記事について
シリーズ WEC
ドライバー ブレンドン ハートレー , セバスチャン ブエミ
チーム ポルシェ・チーム , Toyota Gazoo Racing
記事タイプ 速報ニュース