【WEC】FIA、WECの開催を2020年まで延長。ACOと合意
FIAは、WECの開催を2020年まで延長するという契約をACOとの間に締結したことを明らかにした。




FIAは、ACO(フランス西部自動車クラブ)との間に結んでいるWEC(世界耐久選手権)の開催契約を延長した。日曜日の朝、WECの開幕戦が行なわれているシルバーストンでサインされ、新たに2020年までのWEC開催が決定した。
今回のようにFIAとACOが3年契約を締結するのは、2012年にWECが復活して以来3度目のことである。
FIAの会長であるジャン・トッドは、以下のように話した。
「物事をうまくやっていくためには、前進し、状況をより良くしていくために合理的になるだけだ」
トッドは、昨シーズン限りでアウディが撤退したものの、LMP1クラスにはふたつのマニュファクチャラーが参戦を続けているにもかかわらず、今のところはこの契約を延長する予定はないという。
「これはモータースポーツだけではなく、スポーツというものの一部だ。人々がやってきて、レースに参戦し、そして去っていくんだ」
「マニュファクチャラーを参戦し続けさせるかどうかはFIAとACO次第だ。願わくば、もっと数が増えてほしい。そういうわけで、レギュレーションやコストの推移を考慮することが重要だ」
WECの代表者であるジェラール・ヌブーは、FIAとACOの契約に、LMP1クラスには3つのマニュファクチャラーの参戦を求める条項が存在するということを否定した。
彼はmotorsport.comに対し、「いつもふたつのマニュファクチャラーが参戦していた。2012年はどうだったかを思い出してほしい」と話した(2012年のLMP1クラスはアウディとトヨタのみ)。
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シリーズ | WEC |
執筆者 | Gary Watkins |