バイコレス、2022年WECハイパーカークラスのエントリーを却下される。WEC側は詳細語らず

WECは、2022年シーズンのバイコレスのエントリーを却下したことを明らかにした。

バイコレス、2022年WECハイパーカークラスのエントリーを却下される。WEC側は詳細語らず

 WEC(世界耐久選手権)のフレデリック・ルキアン代表は、過去最多の39台がエントリーする2022年シーズンにおいて、バイコレスのエントリーを却下したことを明かした。

 2022年WECの最高峰クラス、LMHクラスにはトヨタ2台、アルピーヌ1台、プジョー2台、グリッケンハウス1台の計6台がエントリーしているが、ルキアンはなぜバイコレスのエントリーが認められなかったのかについて、詳細を語ることはなかった。

 ルキアンは次のように言う。

「選考委員会は、(バイコレスが)エントリーを受け入れるために必要な基準を満たしていないと判断した」

「これは選考委員会の判断だ」

 WECのプロモーターであるル・マン・エンデュランス・マネジメント(LMEM)、LMEMを所有するフランス西部自動車クラブ、そしてFIAの代表者で構成されるこの選考委員会は、チームが必要な要件を満たさない場合にエントリーを拒否する権利を有している。

 これらの要件には、チームが世界選手権レベルのイベントで戦えることを証明する実績があるかどうか、という点も含まれる。

 加えてLMHのルールでは、各エントラントが既存の自動車ブランドとの関連性を証明することが要求されている。

 バイコレスは2012年にWECが復活して以来、定期的に参戦を続けており、2018-2019シーズンまではLMP1クラスを戦っていたが、直近2シーズンに関してはわずか2レースの参戦にとどまっている。

 バイコレスはギブソン製エンジンを搭載したノンハイブリッドのLMHマシンに、イギリスの老舗コンストラクターであるヴァンウォールのバッジネームをつけて申請を行なっていたことが分かっている。また、彼らはかつてF1にも参戦しタイトルを獲得したヴァンウォールの名称を商標として確保しているようだが、ヴァンウォール・グループと何らかの提携を行なっているかどうかは不透明だ。

 なお、バイコレスからのコメントは得られていない。彼らは公式なコメントを出す前に、エントリーを却下された理由を確認しようとしているようだ。

 バイコレスのエントリーが却下されたことにより、彼らの新型LMHマシンが少なくとも今季いっぱいは見られないことになる。というのも、2021年からLMP1クラスに代わって新設されたLMHクラスは、レースごとにエントリーすることが基本的に認められていないのだ。

 ただ、バイコレスが自社で開発したLMH車両の初走行は近いと思われる。彼らは3月にセブリングで行なわれる開幕戦を欠場し、5月にスパで行なわれる第2戦からシリーズに加わることを予定していたようだ。

 彼らは元々、2021年シーズンへのエントリーを断念した後、同年にマシンを走らせる計画を立てていた。またプロジェクトの開発ドライバーとして、トム・ディルマンとエステバン・グエリエリの名前が発表されていた。

 またルキアンは、WECにどのくらいのエントリー申し込みがあったかは明らかにしなかったが、申し込みが多いことは「嬉しい悩み」だとした。

 そんな中、富士などピット数の多くないサーキットなどで、どのようにして全車両を収容するのかは課題だと言える。その点に関してルキアンは、エントリーした39台全てが全レースに出場する訳ではないと指摘。臨時のピットを構えたり、2台のマシンがひとつのピットを共有する可能性も否定はしなかったが、そうならないことが目標だという。

 
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