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引退した中嶋一貴のWECリザーブ就任、発端は小林可夢偉の冗談だった? 「真に受ける人が多くて」と本人苦笑

2021年限りで現役のレーシングドライバーから引退した中嶋一貴。彼は2023年にWECトヨタのリザーブドライバーに就任して周囲を驚かせたが、この決定の発端のひとつにはチーム代表の小林可夢偉の発言があったという。

Kazuki Nakajima, Toyota Gazoo Racing

写真:: Nikolaz Godet

 TOYOTA GAZOO Racingヨーロッパの副会長である中嶋一貴は、2023年のWEC(世界耐久選手権)チームのリザーブドライバーに就任した。リザーブとは言え、既に現役を引退していた中嶋が復帰することになった理由の一端には、小林可夢偉の発言があったという。

 中嶋は2021年シーズンを最後に、レーシングドライバーとしてのキャリアにピリオドを打った。その後はTOYOTA GAZOO Racingヨーロッパの副会長に就任し、マネジメント側に立ってレースへ関わってきた。

 しかしそんな中嶋は2023年にWECのリザーブドライバーとなることが決定。引退済みの彼が戻ってきたことは、驚きを持って迎えられた。

 中嶋のリザーブ就任だが、直接的な要因となったのはこれまでリザーブ役を務めてきたニック・デ・フリーズのF1フル参戦デビューが決まったことにある。

 当然、トヨタとしてはデ・フリーズの後任を見繕う必要があったわけだが、そこで中嶋の名前が上がるきっかけには、WECチーム代表兼ドライバーの小林可夢偉の発言があったという。

 2023年の開幕戦セブリング初日終了後に行なわれたインタビューで、中嶋はリザーブ就任の経緯について改めて聞かれると、次のように語った。

「ニックがF1へ行くことになって、リザーブを探さなくてはいけなくなりましたけども、(WECへ)非常にたくさんのメーカーが参戦してきている中、ドライバー市場も非常に盛況になっているので、上手くフィットするドライバーが見つけづらかったというのが、出発点ではありました」

「(リザーブ就任の経緯については)可夢偉に聞いてもらったほうが良いんじゃないかとも思いますが、彼が最初に言い出したんだと思います」

「『それ(中嶋のリザーブ就任)でいいじゃん』と……正直、最初にそれを聞いた時は『いやいや』という感じで、半分冗談だろうと思っていたんですけど、その“冗談”を真に受ける人が多くて結局こうなったという感じです」

 リザーブ就任に伴って既に中嶋はアップデートされたGR010を既に2日間ドライブしている。中嶋は引退後は本格的なトレーニングなどは行なっていなかったため、流石に筋肉痛に襲われたと語った。

「(トレーニングは)殆どしていないんじゃないかという感じでした。もちろんぶくぶく太っていくのは嫌なので、できる限り運動する機会を探してトレーニングするようにしていました」

「ただ(レースマシンに乗る上で)何もしないのは非常に不安だったので、年末年始にかけて多少準備をするようにしていました」

「乗る分には普通に乗れたんですけど、その後の反動は……2~3日ちゃんとした筋肉痛が残りましたね(笑)」

 
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