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トヨタ悲願のル・マン優勝は安泰じゃない!? 規則により最高速伸びず

LMP1-H唯一のマシンとして今季のル・マンに挑むトヨタ。しかしレギュレーションで燃料消費量を抑えられ、最高速に苦しむことになるかもしれない。

Jamie Klein

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編集: 2018/02/08 3:28

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#7 Toyota Gazoo Racing Toyota TS050 Hybrid: Mike Conway, Kamui Kobayashi, Stéphane Sarrazin

 今季もトヨタからWEC(世界耐久選手権)に参戦するマイク・コンウェイは、今季のトヨタのマシンは、LMP1クラスのプライベーターチームに対し、直線スピードで大きく遅れを取っていると考えている。

 昨シーズン限りでポルシェが撤退したことにより、今シーズン唯一のLMP1-Hクラスのマシンとなったトヨタ。

 LMP1クラスには、オレカやジネッタなどのマシンを使う新たなプライベーターの参戦が見込まれているが、これらのマシンはハイブリッドシステム非搭載。そのため、ハイブリッド車とノン・ハイブリッド車の性能を近づけようと、FIAとフランス西部自動車クラブ(ACO)は、レギュレーションの調整を行ってきた。

 ル・マン24時間レースの際、トヨタTS050Hybridが1スティントで使うことのできる燃料は、昨シーズンまでの44.1kgから35.2kgに減らされることになっている。一方でノン・ハイブリッドマシンは、1スティントで52.9kgの燃料を使うことができる。

 また、サルテ・サーキットを1周する間に使うことができる燃料量は、ハイブリッド車(トヨタ)が124.9MJ/Lapに制限されるのに対し、ノン・ハイブリッド車は210.0MJ/Lapまでとされている。その差は約2倍だ。

 これらのレギュレーションにより、トヨタは最高速の面でかなり不利になると、コンウェイは予想している。そして唯一のLMP1-Hマシンになったとしても、トヨタにとって悲願の”ル・マン優勝”は、楽観視できないと考えているという。

「主催者は、プライベーターに対してかなり恩恵を与えている。ルールの面では、彼らにとってかなり自由なモノになっているんだ」

 コンウェイはそうmotorsport.comに対して語った。

「彼らがル・マンで目標としているラップタイムは非常に速い。彼らのトップスピードは360km/h以上だ。それに対して僕らは、340km/hに過ぎない」

「彼らがそういう優位性を持っていれば、ル・マンは相当難しいことになるかもしれない。僕らがル・マンに勝つのが、当然の結果だとは思えない」

「僕らの四輪駆動のシステムは、コーナーでは確かに有利になる。しかし、彼らは1周で多くの燃料を使うことができるから、最高速が伸びる。つまり最高速を犠牲にして、もっとダウンフォースをつけることもできるんだ」

 プライベーターのうち、どのチームを一番恐れているかと尋ねると、コンウェイは次のように語った。

「僕はオレカを使うレベリオンだと思う。彼らは素晴らしい仕事をやってのけるだろう。(ポール・リカールで行われる)プロローグでどうなるか、まずは見てみよう」

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