ブルツ、来季ラリークロス参戦を目論む。「父と共にここで育った」

アレクサンダー・ブルツは、月曜日にワールドラリークロスのマシンをテスト。来季からの参戦を計画している。

 元F1ドライバーであり、ル・マン24時間レースの勝者、そして昨年までトヨタのWECマシンをドライブしていたアレクサンダー・ブルツは、ワールドラリークロス仕様のフォード・フィエスタをテストドライブした。

「そのクルマは、特にパワーがとても印象的で、とてもクールだ。僕はなぜこのスポーツとこのドライビングに夢中になることができるのかを理解した」

 ブルツはmotorsport.comに対して、今回のテストの印象をそう語った。

 彼の母国であるオーストリアでラリークロスは、知らない人がいないくらい周知されているスポーツである。ブルツの父親であるフランツ・ブルツは、1974年と76年、そして82年の3回にわたって、ヨーロッパでタイトルを獲得している。その父の活躍をブルツもパドックで見て育ってきた。

「僕にとってこれは、他のドライバーよりももっとエキサイティングなことなんだ。なぜなら僕は父親ともにラリークロスのコースで育ったから」

 ブルツはそう付け加えた。

「ラリークロスのコースで、ラリークロスのマシンに乗ったのは初めてのことだ。それは素晴らしいことだった。僕が生まれ育った場所に戻るようなものだったから」

 彼の現在確認されているスケジュールから考えると、ブルツがワールドラリークロスにフル参戦することは考え難い。しかし、来年レースをすることを目指していると、ブルツは言う。

「僕は何レースかに出たい。しかし、もっとクルマに慣れるために、何度かテストをしたいと思う。なぜなら、僕は1周ごとに多くのことを学んでいるから。今日はあまりそれがなかった」

「その後、週末の流れやスタート手順、そして仕事内容に慣れるためだけに国内イベントにいくつか挑戦する。僕のタイムスケジュールと僕が採った人生の方向性は、それができるようになっていなければならない」

「今の僕らとWorld RX Team Austriaの仕事は、僕が働いているウイリアムズやトヨタのスケジュールを見て、どの週末に僕の時間が取れるのかを確認することだ。その後、もし多くの週末に僕は時間を確保することができるなら、僕はより多くのレースに出ることを目指す」

 過去20年間にわたって、F1やWECなどダウンフォースの大きいマシンをドライブしてきたブルツにとって、ラリークロスのようなマシンをドライブするのは、初めての経験だった。

「ラリークロスのマシンは、(F1やWECとは)大きく異なる”ゲーム”だ。しかし結局は、ドライビングでの動きは同じ。ただ、滑り方がずっと大きいだけだ」

「最初の数回の走行を終えた後、僕はそれを結構うまくできたと思う。どのようにコーナーでクルマを回転させ、パワーを早くかけるということを、エイペックスの前に行う。それが全てなんだ。とってもカッコイイ」

「もちろん、ひとりでドライブし、まともなラップタイムを刻むことは、そのうちのひとつにすぎない。しかし、次のことはスタートにおけるプレッシャーになる。全てがスタートにかかっているし、明らかに他のライバルとのレースも読まなければいけない」

「ラリークロスの全ては非常にエキサイティングだし、興味深い仕事だ。僕はラリークロスが大好きだ。それはシンプルなことだよ」

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この記事について
シリーズ World Rallycross
ドライバー Alexander Wurz
チーム ワールドRX・チーム・オーストリア
記事タイプ 速報ニュース