世界ラリークロス、2020年から”EVマシン”によるシリーズに移行か!?

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世界ラリークロス、2020年から”EVマシン”によるシリーズに移行か!?
Hal Ridge
執筆: Hal Ridge
2018/02/07 11:58

世界ラリークロス選手権は、2020年から電気自動車で争うカテゴリーになることを目指しているようだ。

 motorsport.comの調べによると、世界ラリークロス選手権(WRX)は、2020年から電気自動車で争うカテゴリーに変更することを検討しているようだ。

 WRXは以前から、その構造の中に電気自動車のカテゴリーを設けることを検討していると伝えられてきた。しかし、ある情報源によれば、WRXは従来の内燃エンジン車に変わり、電気自動車を中心に争うカテゴリーに生まれ変わろうとしているという。

「電気自動車は、この世界選手権を置き換えることになるだろう。電気自動車は絶対に、そしてきっぱりと、この世界選手権を担うことになる」

 ある情報源はそうmotorsport.comに対して語った。

「2020年には、15台のマシンが参戦するのは必須である。これまでに9つの自動車メーカーが議論や交渉を続けてきた。しかしプライベートチームが望むならば、必要なパーツを購入しマシンを組み立てることができる能力を、彼らにも解放しなければならない」

 2020年から登場することが目指されている新しい電動WRXカーは、共通モノコックと安全構造を兼ね備えており、それらはシャシーキットの一部として提供されるという。これには、サスペンションやブレーキシステムも含まれることになると考えられている。FIAは今後数週間のうちに、シャシーやバッテリーの製造メーカーを募集するプロセスに入るとみられている。

 なおモーターはワンメイクにはならないと考えられていて、シャシーの上に載せるボディシェルも、複数車種のデザインの中から選択できるようになるという。このボディシェルは、現行マシンより幅広になる予定で、リヤにはより大きな空力デバイスが取り付けられることになるようだ。

 WRXのマシンが全てEVに置き換わったとして、現行マシンはどうなっていくのか……これについてある情報源は「WRXがEVになるということが、現行のスーパーカークラスのマシンがなくなってしまうということを意味するものではない」と語った。

「現行のスーパーカーは、100%残っていくと思う。それはヨーロッパの選手権だけでない。市場が求めるならば、ヨーロッパの外で争われる何らかの形の国際選手権として開催される可能性もある」

 新しいクルマやフォーマットの構造は、FIAのテクニカル・ワーキング・グループによる複数回にわたる会議の結果、見い出されたものだという。この会議は過去12カ月間にわたって行われ、これには各メーカーやFIA、およびWRXのプロモーターであるIMGが参加した。そして最近では、大手メーカーがEVマシンによるラリークロスに、高い関心を示している。

 昨年のクリスマス前、プジョー・スポールのディレクターであるブルーノ・ファミンは、プジョーが2018年のWRXに注力することを認めた。そして、電動車に変更することについても準備中であるとしている。

 一方、アウディ・スポートのチーフ・ディレクターであるディーター・ガスは、次のように語った。

「中期的に見れば、我々はこのレースシリーズに、電気自動車が参加することになることを期待している。電化というキーワードは、アウディにとっては最も注目すべきトピックだ。特にモータースポーツではね」

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シリーズ World Rallycross
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