サインツJr.、父への憧れ「将来的にラリー&ダカールに参戦してみたい」
今季WRC開幕戦最終ステージを走行する予定のカルロス・サインツJr.は、将来的にラリーをやりたいという意向を示した。

ルノーF1チームのカルロス・サインツJr.は、将来的にラリーに参戦し、ダカールに挑戦したいという意向を示した。
サインツJr.は今週開催されるラリー・モンテカルロでラリー"デビュー"することを発表。彼が走行するのは1月28日(日)に行われるラリー・モンテカルロ最終ステージ、13.58kmのコル・デ・ブラウス(SS17)で、サインツJr.は主催者が所有するルノー・メガーヌR.S.のコースカーをドライブする予定だ。
WRCで2度王者となった伝説的なラリーストである父を持つサインツJr.は、現時点でラリーに関する重大な計画があるわけではないが、将来的にラリーに参戦したいと語った。
彼はスペインにある実家付近で、父カルロス・サインツと定期的にラリーカーをドライブしているという。
「ラリーをするのにはまだ早いと思うけど、将来の趣味のためにやろうと思っている」とサインツJr.。
「僕は田舎にあるラリーカーで父とたくさん練習しているし、ダートステージもその車でたくさんこなした。これからも多くのことを学ぶつもりだよ」
「僕の今の課題はペースノートを信じて走行することだ。僕はサーキットドライバーだから普段ペースノートを使うことはないし、父が教えてくれていても全てを学ぶのは難しい」
「技術面においても僕は父からたくさんのことを学んだ。僕たちはスノーやアイスコンディション、さらにいくつかの良いターマックステージをたくさん走ったんだ」
サインツJr.の父であるサインツは、これまで3度ラリー・モンテカルロで優勝し、WRCを引退した後もダカール・ラリーを2度制した。
サインツJr.は自分自身に父と似たような野心があると語った。
「ダカールが危険であり、非常に困難なラリーであることを理解している父が(参戦することに対し)良く思わなかったとしても、僕はダカールが好きだ」
「僕はああいう冒険が本当に好きだし、もし参戦することになれば大きなチャレンジとなるだろう。ダカールに必要とされている冒険スキルやラリースキルを今は持っていないけど、いつか挑戦してみたいんだ」
この記事について
シリーズ | WRC |
ドライバー | カルロス サインツ Jr. |
執筆者 | David Evans |