シトロエン新代表、現体制を分析「C3が発展途上。ミークは信頼できる」

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シトロエン新代表、現体制を分析「C3が発展途上。ミークは信頼できる」
2018/01/28 9:57

WRC開幕戦モンテカルロ前にシトロエンの新チーム代表に就任したピエール・ブダールは、2018年のチーム体制について語った。

 2018年WRC開幕戦ラリー・モンテカルロ前にシトロエンの新チーム代表に就任したピエール・ブダールは、2018年のチーム体制について語った。

 2012年よりシトロエン・レーシングのチーム代表を勤めてきたイヴ・マットンがFIAのラリーディレクターに就任したことでチームを離脱。代わってPSAグループでエンジニアとして働き、2016年からはシトロエンのカスマターレーシングをまとめてきたブダールが2018年WRC開幕戦ラリー・モンテカルロを前にチーム代表に就任した。

 ある時は不振の理由をマシンの開発不足にあるとしてテクニカルディクレクターを更迭し、またある時はエースドライバー、クリス・ミークのパフォーマンス不足を疑って、シーズン途中にアンドレアス・ミケルセンを迎え入れるなど、2017年の間にあらゆる策をチームに投じてきたマットンに対し、技術に精通したブダールは"まだC3 WRCは発展途上にある"と冷静に語る。

「2018年のモナコに投入したマシンは、主にサスペンションを改良したぐらいで、スペック的には昨年の状態と大きく変わらない。新しいデバイスに関してはこれからテストを重ねていくので、大幅な進化を遂げたモデルを投入できるのはシーズン途中になるだろう」

 このようにブダールはマシンの熟成不足を認める一方で、ドライバーに対する評価は高く、とくにエースのミークに対しては「クリスの実力は疑いがないだろう。シーズンを通してか数回の優勝か期待できるドライバーだ」と厚い信頼を寄せている。

 さらにラリー・メキシコ、ツール・ド・コルス、ラリー・スペインでWRC復帰参戦を果たすセバスチャン・ローブについてもブダールは"ローブに対する期待は高い"と語る。

「彼の経験はマシンの開発に大きな影響を与える。イベントは3戦だが、テストを重ねることでマシンは進化するだろう。それに彼は人気と実績のあるドライバーなので、シトロエンにとってはマーケティングの面でもメリットがある」

 そして、シトロエンの新たな指揮官は2018年のターゲットについて次のように語る。

「他のチームが3台で挑むなか、我々は2台にリソースを集中しているので、マニュファクチャラーズ選手権でのタイトルの獲得は難しい。しかし、クリスはドライバーズ選手権でタイトルを狙えるドライバーなので、彼のチャンピオン獲得に全力を尽くしたい」

 ブダールの指揮のもと、シトロエンは名門として復活できるのか? その動向に注目だ。

取材・文/廣本泉

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シリーズ WRC
記事タイプ 速報ニュース