シトロエン&ミーク、WRCメキシコでのローブを称賛。フル参戦を熱望
シトロエンのチーム代表は、現在計画されているセバスチャン・ローブのWRC参戦プログラムを延長したいと熱望している。








シトロエンのチーム代表であるピエール・ブダールは、現在計画されているセバスチャン・ローブのWRC参戦プログラムを延長したいと考えている。
今季WRCの3イベント(メキシコ、コルシカ、スペイン)にスポット参戦する契約をシトロエンと交わしたローブは、先週開催されたラリー・メキシコで5年ぶりのグラベルラリーであるのにも関わらず、5位に入賞した。
ブダールとシトロエンのクリス・ミークは、ローブに対しその3イベントが終了した後もWRC参戦を継続することを熱望している。
「我々は3イベントでスポット参戦する契約に合意した。現在はその契約によって彼はWRCに参戦している」
「今年に関してはあとコルシカとスペインに参戦する予定だが、その後再び話し合う機会があるだろう。そこではできる限りのことをやってみたいと思う」
「他のサービスパークにも自分のチームで彼をフル参戦させたいと考えるチームマネージャーがいるかもしれない。それは我々も同じことだ」
さらにブダールは、久々のグラベルラリーで好ペースを発揮したローブに感銘を受けたと続けた。
「メキシコでの結果は彼の素晴らしいパフォーマンスを裏付けている」
「彼が未だに速さを持っていること、そして新しいマシンにも順応できていることを我々は見ることができた」
「イベント2日目で彼が首位になった時、ライバルは全員猛プッシュしている状況だった。そのような戦いの中で彼がそこまで速く走れると我々は期待していなかった」
「彼が素晴らしいことを成し遂げてくれると知っていたが、それはもう少し後のことになると考えていた」
シトロエンのエースドライバーであるミークは、シトロエンが今後もWRCに参戦するようローブを説得できれば、チームの士気も上がるだろうと考えている。
「正直信じられない出来事だった。彼が走ることによってチームが活気づけられたんだ。特に僕はそう感じた。かなりポジティブなことだよ」
「僕はこれまでチームに対して、彼が必要なんだと訴えてきた。このイベントはそれを後押ししただけだ。もし彼とフル参戦するチャンスが得られれば、多くのことを学ぶことができると思う」
「もし彼が今年フル参戦し、グレイグ(ブリーン)が3台目のマシンをドライブすることになっていれば、どれだけの力を発揮できていただろうか」
「マニュファクチャラーズタイトルにおいて、かなり良い線までいけることは間違いないだろう。来年そのような体制づくりをしない理由はないと思う」
「もし彼を説得させることができれば、僕たちはとても強いチームになることができる」
この記事について
シリーズ | WRC |
ドライバー | セバスチャン ローブ |
チーム | シトロエン・ワールドラリー・チーム |
執筆者 | David Evans |