”初ラリー”終えたサインツJr.「走行前に父から100回助言を受けた」

ラリー・モンテカルロのパワーステージを走行したサインツJr.は、本番前に父から何度も慎重にドライブするよう促されたという。

 ルノーF1チームのカルロス・サインツJr.は、先週末に開催されたWRC開幕戦ラリー・モンテカルロで初めて公式にラリーカーをドライブしたが、WRCで2度タイトルを獲得した父のカルロス・サインツから、”慎重になれ”と何度も注意を促されたと語った。

 サインツJr.は、先週末のラリー・モンテカルロで初めて公式にラリーカーを走らせた。彼がドライブしたのはルノー・メガーヌR.S.のコースカーで、ラリー・モンテカルロの最終ステージであるコル・ド・チュリーニとコル・ド・ブロー(SS17)を走行した。

 このステージはドライな路面とウエットな路面の両方が混在しており、ダートやぬかるみ、滑りやすい凍った路面もある。しかしサインツJr.が会場に到着した時にはレッキ(コースを事前に試走すること)を行う時間がなく、そのため父親から慎重になるようと促されたという。

「今週の初めにはコ・ドライバーと話をして、気がついたことを極力シンプルに教えて欲しいと伝えた」

「彼は凍っている場所やグラベルの箇所を教えてくれたよ。このパワーステージはグラベルが多かったね」

「スタートの時にはたくさんのことを考慮する必要があったけど、ペースノートの内容を知っていたので、すぐにいろいろなことを感じ取ったし、もっとプッシュできたかもしれない。でもドライ路面の時しかグリップに自信を持つことができなかった」

「ここに来る前、父から気をつけるようにと100回くらい言われたよ。この日は何か特別なことをする日ではなかったけど、適切な準備をしないでそういうことをするわけでもなかった」

 また彼は、もう2日早く現地へ到着し、”あらゆることに対して事細かに準備をする”父親と同様の準備をしたかったとも語っていた。

 現在23歳のサインツJr.は、レッドブルとの契約を有したままではあるが、昨シーズン途中にトロロッソからルノーへ移籍。今年はルノーからF1にフル参戦する初めてのシーズンとなる。

 今回のラリー出走について彼は、これはルノーF1チームがWRC王者の息子である自分に提案することができた最高の機会だったと述べた。

「チュリーニ峠の凍った3~4kmの道のりをドライブするという夢が叶った」

「このステージには峠があって、僕はそれを待っていた。そしてコ・ドライバーが”コル(峠)に差し掛かるぞ”と言ったんだ」

「僕たちは右、左、そして頂上とそれを超えていった。そうしたら突然、心の中でたくさんの記憶を思い出したよ。雰囲気は信じられないほど素晴らしいものだったけど、状況を把握するのは難しかった」

 さらに彼は、自分の走行を完璧に行おうと注意していると、ステージの光景は目まぐるしく変わっていったと話した。

「峠の下りからステージが終わる地点までのコンディションは、非常に滑りやすくてトリッキーだった」

「いくつもうねっているところがあって、そこではしっかりとドライビングするのが難しかった」

「スタッドの付いていないウインタータイヤを履いていたので、僕は凍った箇所でとても慎重に走ったんだ。間違いなく僕を興奮させてくれる経験だたけど、まだ僕がこれをやるべき時ではないね」

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この記事について
シリーズ WRC
ドライバー カルロス サインツ Jr.
チーム ルノーF1チーム
記事タイプ 速報ニュース