大荒れのメキシコ2日目。WRC復帰のローブが2番手、首位から7秒差

WRCラリー・メキシコ2日目が行われ、ヒュンダイのダニ・ソルドがSS10を終えた段階で首位に立っている。

 WRCラリー・メキシコ2日目が行われ、ヒュンダイのダニ・ソルドがSS10を終えた段階で首位に立っている。

 グアナファトのストリートコースで行われた初日のSS1の後、2日目にメキシコの高温&高所でのグラベルラリーが本格的にスタートした。午前から数名のドライバーがエンジントラブルを抱え、午後には大きなクラッシュが発生するなど、イベントは大荒れ模様となった。

 午前に行われたSS2~SS4をトップタイムで終えたソルドは15秒ほどアドバンテージを築き、午後もそのポジションを維持した。

 2番手に続いたのはシトロエンからスポット参戦するセバスチャン・ローブ。初日10番手だったローブだが、2日目午前中のSSで速さを発揮し、各ステージでトップ4に入った。さらに長距離ラリーのSS7ではステージトップタイムをマーク。2日目の最終ステージ後、首位のソルドから7.2秒差のポジションに位置している。

 トヨタのオット・タナクは3番手で2日目を終えた。彼のチームメイトであるヤリ-マティ・ラトバラとエサペッカ・ラッピが午前のセッションでエンジンの高温化に悩まされ、さらにラトバラがSS8後にオルタネータの故障、ラッピがSS7でコースオフしたことでふたりともリタイアを喫し、タナクだけが優勝圏内で争っている状況だ。

 そのタナクのヤリスWRCもイベント後半でエンジンの高温化に見舞われた。チームがタナクのエンジンのアンチ・ラグ・システムをオフにしたことにより、タナクは大幅にパワーロスした状態のヤリスWRCで戦わなくてはなかった。

 トヨタだけでなく、現在のポイントリーダーであるヒュンダイのティエリー・ヌービルもトラブルに悩まされた。マシンが燃圧不足になったヌービルは、座席の後ろにある燃料バイパスバルブを調整することでトラブルを解決しようとしたが、その作業中に腕をドアで挟んでしまったことで打撲を負ってしまった。

 さらにSS8でパワーステアリングのトラブルが発生したことで、ヌービルはトップから約2分差をつけられ7番手となっている。

 シトロエンのクリス・ミークはSS4の段階で2番手だったが、SS7とSS8でスピンを喫したことでローブとタナクから遅れて4番手まで順位を落とした。

 5番手はMスポーツのセバスチャン・オジェがつけた。オジェのチームメイトであるエルフィン・エバンスとティーム・スニネンはそれぞれ別のステージでクラッシュを喫したため、すでに優勝争いから外れている。SS4の高速セクションで横転を喫したエバンスは無傷だったが、コ・ドライバーのダニエル・バーリットは脳しんとうを起こしたため、病院へ搬送された。横転後のマシンはサービスまで自走できる状態であり、正午のサービス中に修理が可能であったが、チーム代表のマルコム・ウイルソンは安全面を考慮し、エバンス組をリタイアさせている。

 6番手はヒュンダイのアンドレアス・ミケルセン。多くのWRCクラスのドライバーがトラブルに見舞われたことで、8番手にはWRC2クラスのポンタス・ティデマンドがつけている。

Stephen Brunsdon 

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この記事について
シリーズ WRC
ドライバー ダニ ソルド , セバスチャン ローブ
記事タイプ ステージレポート