トヨタ社長「景気に影響されないモータースポーツ活動を根付かせる」

全日本ラリー選手権の第9戦「新城ラリー2017」に、トヨタの豊田章男社長が来場。WRC活動への想いを語った。

 11月4・5日に開催された全日本ラリー選手権の第9戦「新城ラリー2017」に、トヨタの豊田章男社長が来場。WRC(世界ラリー選手権)活動への想いを語った。

 今回のメイン会場となった新城総合公園内にレーシングドライバーである『モリゾウ』として登場した豊田社長。当初は場内メインステージで開催されていたトークショーを観覧していたのだが、MCに呼び込まれ急きょステージに登壇した。

 今年、トヨタは18年ぶりにWRC参戦に復帰し、第2戦WRCラリー・スウェーデンでヤリ-マティ・ラトバラがいきなり優勝。第9戦ラリー・フィンランドでもエサペッカ・ラッピが優勝を飾り、1年目とは思えないほどの活躍をみせた。

 まだ最終戦が残っている状態だが、ここまでの戦いぶりを振り返った豊田社長は参戦1年目の実績に手応えを感じている様子だった。

「マキネンチームの結果は私の予想以上でした。やっぱりそう甘いもんじゃないですよね。参戦してすぐに結果を残すというのは。出場する前から、13戦争って最後に走ったクルマを一番強いクルマにしようね、最後にチームが一番強くなろうねということを目標にやってきてます」

「そういう意味ではドライバー、コ・ドライバー、メカニックそれからスポンサーとよく協力してそういうチーム作りを着々とやってくれていると理解しています」

 さらに、“もっといいクルマづくり”のために、WRCヘの挑戦というものの重要性についても語った。

「道がクルマを作り、道がクルマを鍛え、人を鍛えます。我々は皆さんに多く乗っていただきたいクルマを作っていますから、その中にWRCとか色んなものの味をいれていくことが重要です」

「確かにマーケティングニーズとか色々言われるところもありますし、やはり景気の浮き沈みによって(モータースポーツ参戦を)やったりやらなかったりを繰り返してきたのも、トヨタをはじめ日本のメーカーだと思います。そういう中で、なるべくそうならないように『もっといいクルマづくりのための、厳しい走りなんだ』という文化みたいなものを植えつけていきたいです。もちろん(WRCでは)チャンピオンを狙っていますし、それが甘いものではないこともわかっています。でも、そうなるために最善を尽くしてクルマづくり、人づくり、チームづくりもやってくれていると思います」

取材・執筆/吉田知弘

Additional reporting by Lisa Nakamura

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シリーズ WRC
記事タイプ 速報ニュース