2018年WRC開幕目前。トヨタのタナク、シェイクダウンで3番手

ラリー・モンテカルロ開幕前にラリーの拠点となるフランス・ギャップ周辺のステージでシェイクダウンが実施された。

 2018年のWRCは今年も伝統のターマックイベント「ラリー・モンテカルロ」で開幕。それに先駆けて1月24日(水)にラリーの拠点となるフランス・ギャップ周辺のステージでシェイクダウンが実施された。

 わずか3.35kmのショートステージは、各チームともにマシンのアップデートが実施されていることから2018年型モデルの実力を占ううえでも注目を集めた。

 ドライターマックでベストタイムをマークしたのが、ヒュンダイのエースとしてi20クーペWRCを駆るティエリー・ヌービル。2018年型のヒュンダイi20クーペWRCは空力のモディファイが実施されており、セカンドドライバーのダニエル・ソルドも2番手タイムでマシンのパフォーマンスが向上していること証明した。

 一方、トヨタ陣営もフロントフェンダーおよびバンパーの空力パーツの一新でダウンフォースの向上を図ったことが功を奏したのか、2018年型モデルのヤリスWRCを武器にターマックを得意とするオット・タナクが3番手タイムをマーク。果たしてこのリザルトが1月25日(木)から幕を開けるラリー本番、そして2018年の勢力争いに直結するのだろうか。

 シェイクダウンステージも本番ステージとの特色が近いほか、グラベルを得意とするアンドレアス・ミケルセン(ヒュンダイ)も5番手タイムをマークしていることから、少なくともドライターマックに関してはヒュンダイのパフォーマンスは高いに違いない。

 しかし、ラリー・モンテカルロは雪と氷が混在する特殊ターマックラウンドで、しかも、25日のセレモニアルスタートの後に行われるオープニングステージでは難攻不落のシステロンが舞台だ。今年は積雪量が少なく、アスファルトが露わになり凍結しているセクションが多いだけに、オープニングステージでサバイバルラリーが展開される可能性が高いだろう。

 さらに1月26日(金)のデイ2からは降雪が予報されているだけにタイヤチョイスが勝敗を左右するとみられる。2012年以降、ラリー・モンテカルロのウイナーがそのままタイトルを獲得しているが(2012~13年:セバスチャン・ローブ、2014年以降:セバスチャン・オジェ)、モナコは特殊のラウンドだけにマシンの実力を判断するのは難しい。シェイクダウンで6番手に止まったトヨタのヤリ-マティ・ラトバラ、そしてフォード・フィエスタWRCで7番手となったフォードのエース、オジェも上位争いに加わってくることが予想されるだけに今年のモナコも激しいバトルが展開されるに違いない。

文・取材/廣本泉

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シリーズ WRC
記事タイプ 速報ニュース