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11年ぶりラリー・ジャパン、開催に向け“ラリー・ガイド1”を公開。11月11日に名古屋市内でセレモニアルスタート

2021年11月に開催されるラリー・ジャバン。7月上旬に事務局は大会概要となるラリーガイド1を発行。11年ぶりに日本で実施される世界ラリー選手権の開催に向けた機運が高まってきた。

ヤリスWRC

写真:: Izumi Hiromoto

 7月9日、ラリージャパン事務局がラリージャパンの「ラリーガイド1」を発行。これによりWRC最終戦として11年ぶりの日本上陸を果たす2021年の大会概要が明らかになった。

 まず、ヘッドクオーター(HQ)およびサービスパーク(SP)は愛知県の豊田スタジアムに設置され、11月11日(木)の9時〜13時にトヨタGAZOOレーシングラリー・チャレンジでSSとしても使用されていた鞍ケ池公園でシェイクダウンが実施される。同日16時に名古屋市でオープニングセレモニーが行なわれ、同日の17時30分に名古屋市でセレモニアルスタートが開催される予定だ。

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 本格的な競技が始まるのは12日(金)で同日のデイ1は豊田スタジアムを出発後、愛知県東部の設楽エリアへ移動し、計6箇所のSSでタイム争いが展開される。 SSの内容はファーストループがSS1「Isegami’s Tunel 1」(22.72km)、SS2「Inabu Dam 1」(21.01km)、SS3「Shitara Town R1」(32.46km)で、豊田スタジアムで40分間のサービスを実施。セカンドループもSS4の「Isegami’s Tunel 2」(22.72km)、SS5「Inabu Dam 2」(21.01km)、SS6「Shitara Town R2」(32.46km)とリピートする設定で、45分間の最終サービスを経てデイ1が終了する。

 ちなみにSS1/SS4「Isegami’s Tunel」は豊田市の旭高原元気村を経て旧伊勢神トンネルを抜けるコースで、過去に地方選手権でその一部が使用されている。SS2/SS4「Inabu Dam」は豊田市稲武地区の段戸山牧場近辺から設楽町へと抜けるコースで、2019年のセントラルラリー愛知・岐阜のレグ2で「Inabu」として設定された14.63kmのSSを21.01kmに延長。SS3/SS6「Shitara Town R」は設楽町の山間部に設定された大会最長ステージで、500m以上の標高差を持つ過酷なステージだ。2020年の予定コースの逆走ルートで、2019年のセントラルラリー愛知・岐阜では14.86kmの「Shitara」として設定されたSSを32.46kmに延長している。

 13日(土)のデイ2は計10回のSSを設定。愛知県東部の額田および三河湖方面へ移動し、SS7「Nukata Forest 1」(21.79km)、SS8「Lake Mikawako1」(14.70km)、SS9「Shinshiro City 1」(7.39km)、SS10「Okazaki City1」(1.44km)、SS11「Okazaki City2」(1.44km)と計5回のSSを経て豊田スタジアムでサービスを実施。セカンドループはSS12「Nukata Forest 2」(21.79km)、SS13「Lake Mikawako2」(14.70km)、SS14「Shinshiro City 2」(7.39km)とリピートステージでタイム争いが行われ、ナイトステージのSS15「Expo Park R Short1」(4.78km)、SS16「Expo Park R Short2」(4.78km)が行なわれる予定だ。

 ちなみにSS7/SS12「Nukata Forest」は岡崎市額田地区の山間部を走るSSで、セントラルラリー愛知・岐阜で「Nukata」として使用されていた14.00kmのSSを21.79kmに拡大。ライブTVが入るSS8/SS13「Lake Mikawatako」は豊田市下山地区の三河湖周辺を走るSSで、セントラルラリー愛知・岐阜では14.90kmの「Mikawako」として設定された実績を持つ。同ステージは熊野神社前の豪快なコーナリーングシーンが印象的だったが、2021年の大会は逆ルートとなるようだ。

ヤリスWRC

ヤリスWRC

Photo by: Izumi Hiromoto

 またSS9/SS14「Shinshiro City」は本宮山スカイラインを使用したステージで、全日本ラリー選手権の新城ラリーでは「鬼久保」として定着している。SS15/SS16の「Expo Park R Short」はセントラルラリー愛知・岐阜でも使用されたモリコロパーク内に設定されたステージで、サイクリングロードを使用して2.05kmから4.78kmにSS距離が延長。SS10/SS11の「Okazaki City」は乙川河川敷に設定されたSSで、2020年に開催されたクラシックカーのラリーイベント、ACCR セントラルラリーでは0.8kmの「Okazaki Park」として使用。岡崎城をバックに駆け抜けるSSで、ラリージャパンでは1.44kmに延長されている。

 そして、最終日の14日(日)は岐阜方面へと向かい、SS17「Ena City」(21.40km)、SS18「Nenoue Plateau」(8.99km)を経て再びモリコロパークへ移動。SS19のライブステージ「Expo Park」(8.57km)、SS20のパワーステージ「Expo Park Power Stage」と4箇所のSSでタイム争いが展開される。

 SS17の「Ena City」は恵那市山岡・明智を抜け、恵那市上矢作・岩村を走るルートでセントラルラリー愛知・岐阜で使用した6.40kmの「Akechi」を21.40kmに延長。SS18「Nenoue Plateau」は明和鉄道のガード付近から恵那山荘を抜け、根の上高原を経て林道へ向かうSSで、WOMEN’Sラリーin恵那、L1ラリーで使用された4.56kmの「根の上」を8.99kmに延長したSSだ。SS19とSS20の「Expo Park」はデイ2と同様にモリコロパーク内のSSだが、その距離は8.57kmに延長されている。

 モリコロパーク内に設置された最終ステージ、SS20「Expo Park Power Stage」を終えると、14時15分からポディウムセレモニー&表彰式が行われ、ラリージャパン、そして2021年のシーズンが終了する。

 2021年の大会のSS設定数は20SS、SS距離は300.11km、リエゾン距離は702.79kmで、総走行距離は1002.90kmとダイナミックなフォーマットといえる。前述のとおり、ほとんどのSSが国内ラリーでの使用実績を持つものの、WRCのエントラントにとっては未経験となるだけに、2019年のセントラルラリー愛知・岐阜で優勝実績を持つ日本人ドライバーの勝田貴元には少なからずアドバンテージがあるに違いない。

■観客動員についてはまだ不明。併催は今後に注目か

 なお、“有観客 or 無観客”での開催については現時点でのアナウンスはなく、仮に無観客となった場合は経費の関係から、いくつかのSSは経費の関係から設定が難しくなり、キャンセルを余儀なくされるなど状況によってはラリールートの変更が予想されている。

 ちなみに、ラリージャパンにかけられるタイトルはWRCのほか、WRC2、WRC3で、車両クラスはWRカーを対象にした「RC1」、グループラリー2を対象にした「RC2」、RGTカーを対象にした「RGT」、ラリー3を対象にした「RC3」、ラリー4とR3を対象とする「RC4」、ラリー5を対象にした「RC5」を設定。さらに、2019年のセントラルラリー愛知・岐阜と同様に、ナショナルクラス車両として「JAFによる承認を受けFIAへの申し出がなされた車両」もエントリー可能だ。設定されるクラスは2000cc超の「JRカー1」、1601ccを超え2000ccまでの「JRカー2」、1600ccまでの「JRカー3」で、これにより全日本ラリー選手権で活躍するドライバーも全日本仕様のRJ車両で参戦するに違いない。

 ちなみに2019年のセントラルラリー愛知・岐阜ではL1ラリーが同日に一部のステージを使用する形で争われていたが、ラリージャパンに関しては現時点で併催イベントの開催は発表されていない。一部、噂では全日本ラリー選手権の同時開催も囁かれていたが、その一方で正式に否決されたもと言われているだけに、L1ラリーを含めて同時開催ラリーの有無についても注目したい。

 

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