モンテカルロで聞いたWRC日本待望論「重要な市場。熱心なファンもいる」

シェア
コメント
モンテカルロで聞いたWRC日本待望論「重要な市場。熱心なファンもいる」
2018/01/31 9:14

WRC開幕戦ラリー・モンテカルロに参加した関係者たちは、2019年に復帰する可能性のあるWRC日本ラウンドを歓迎している。

 WRC開幕戦ラリー・モンテカルロに参加した関係者たちは、WRC日本ラウンド復帰を歓迎している。

 2010年を最後にWRCカレンダーから外れたラリー・ジャパンの誘致活動の第一歩として、2018年東京オートサロンの開催初日となる1月12日に「WRC世界ラリー選手権日本ラウンド招致準備委員会」の発足が発表された。

 この委員会のプランが成功した場合、WRC日本ラウンドは2019年に愛知・岐阜を舞台にターマックラリーとして開催される可能性が高いとみられている。WRC開幕戦ラリー・モンテカルロの会場でも、WRC日本ラウンド復帰の可能性に対してWRC関係者から歓迎の声が多く上がっていた。

「マーケティングを考えるとアジア地区で2戦はWRCを開催してもらいたいため、ラリー・ジャパンの復活は歓迎すべき。新しいスタイルのラリー・ジャパンがどのようなフォーマットになるのか分からないが、北海道での実績を考えれば成功するだろう。ホームイベントになることからトヨタが強いと思うが、リザルトを考えるとターマックが増えるのはチームとっては嬉しい話だ」

 そう語るのはヒュンダイ・モータースポーツの代表であるミッシェル・ナンダンだ。

 シトロエン・スポールの代表であるピエール・ブダールも「シトロエンにとって日本は重要なマーケットのひとつなので、WRC日本が復活することは我々にとっても良いニュースだ」と口を揃えた。

 当然、ホームイベントとなるトヨタ陣営にとってもラリージャパンに対する思いは強い。

「帯広、札幌ともにラリー・ジャパンは思い出の多いイベント。日本のファンは熱心だし、トヨタのホームイベントなので日本でのWRC復活はとても楽しみ」とエースとしてヤリスWRCのステアリングを握っているヤリ-マティ・ラトバラが語れば、モナコで開幕戦を見守っていたトヨタGAZOOレーシングカンパニーのプレジデントである友山茂樹氏も「WRCの興奮を日本のファンに間近で感じて欲しいので、ラリー・ジャパンの開催を歓迎したいし、我々としても応援したい」とWRC誘致の実現を期待する。

 なかにはヒュンダイ・モータースポーツのチームマネージャーであるアラン・ペナッセが語るように、ラリー・ジャパン復活までの課題を指摘する声もあった。

「もし本当にラリー・ジャパンがターマックとして復活するのならば、ロジスティックが難点となる可能性がある。前後のカレンダーがどうなるかによると思うが、ヨーロッパ以外のイベントが全てグラベルラリーであるなか、ターマックイベントが追加されるには新しいプランが必要になる」

 多くの関係者がラリー・ジャパンの復活に期待しているだけに今後の動向に注目したい。

取材・文/廣本泉

次の WRC ニュース
”初ラリー”終えたサインツJr.「走行前に父から100回助言を受けた」

前の記事

”初ラリー”終えたサインツJr.「走行前に父から100回助言を受けた」

次の記事

WRC開幕戦で自信を深めたマキネン「アウェイで最高の結果を出せた」

WRC開幕戦で自信を深めたマキネン「アウェイで最高の結果を出せた」
Load comments

この記事について

シリーズ WRC
記事タイプ 速報ニュース