タイムカードを受け取り忘れたオジェに、執行猶予付きペナルティ
WRCラリー・イタリアで、タイムカードを受け取り忘れるという失態を犯したセバスチャン・オジェに、執行猶予付きペナルティが科せられた。
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M-スポーツのセバスチャン・オジェは、2位を獲得したラリー・イタリアのSS19でタイムカードを受け取り忘れるという失態を犯し、執行猶予付きのポイント剥奪ペナルティと罰金が言い渡された。
ラリー・イタリアは、最後まで劇的な展開だった。最終パワーステージを迎える段階で首位に立っていたのはオジェだが、2番手のティエリー・ヌービル(ヒュンダイ)との差は0.8秒。勝負は最終ステージに持ち込まれた。
その最終ステージではヌービルが最速。わずか0.7秒差で、ヌービルがオジェを下して勝利を収めた。
ただ、2位になったオジェは、審議の対象になった。SS19を終えたオジェは、タイムカードを受け取らずに、SS20に向かってしまったのだ。
オジェは主催者から、別の競技者によってタイムカードが届けられるのを待つよう指示を受けた。そしてこのタイムカードは、オジェの後ろを走っていたオット・タナク(TOYOTA GAZOO Racing)によって、SS20スタート前に届けられた。
この件は調査対象となり、外部からの支援を受けたものではないと判断。しかしスチュワードは、オジェに対して執行猶予付きのポイント剥奪処分と1万ユーロ(約129万円)の罰金を言い渡した。またこの罰金は、オジェと彼のコ・ドライバーであるジュリアン・イングラシアが共同で払うよう求められた。
このペナルティは、当該クルーが今シーズン中に再び同様の過失を犯した場合に、執行されることになる。
スチュワードは今回の事件について、「意図的な不正行為ではなく、ヒューマンエラー」だと判断。また、この一件によってパフォーマンスの向上はなく、タナクが運んだことによりオジェのマシンがイベントを通じて1枚のタイムカード使ったため、執行猶予付きの処分となった。
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この記事について
シリーズ | WRC |
イベント | ラリー・イタリア |
ドライバー | セバスチャン オジェ |
チーム | M-スポーツ |
執筆者 | Scott Mitchell |
タイムカードを受け取り忘れたオジェに、執行猶予付きペナルティ
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