WRCアルゼンチン:タナク、5つのSSでトップタイムを記録し首位へ!
WRCラリー・アルゼンチンの2日目が開催され、午前中にトラブルに見舞われたもののトヨタのオット・タナクがトップタイムを記録した。

WRCラリー・アルゼンチンの2日目が開催され、午前中にトラブルに見舞われたもののトヨタのオット・タナクがトップタイムを記録した。
2日目のオープニングステージであるSS2を2番手でスタートしたタナクだが、走行中に岩にヒットし、スピンを喫した。さらにステアリングへのダメージを受けた彼は、10番手タイムを記録した。
しかしその後のSS3とSS4で連続トップタイムを記録したタナク。首位のアンドレアス・ミケルセン(ヒュンダイ)に対し0.1秒差まで迫り、午前が終了した段階で2番手につけた。
Mスポーツのセバスチャン・オジェは、SS2でトップタイムを記録したが、走行順が最も早かったことで良い路面コンディションの中を走ることができず、SS3とSS4のタイムを伸ばすことができなかった。そのためシトロエンのクリス・ミークの背後である4番手となった。
トヨタのヤリ-マティ・ラトバラは、SS2とSS3序盤で好ペースを発揮していたが、岩にヒットした影響によりサスペンションを故障してしまったため、2日目午前中にしてリタイアを喫することとなった。
なお、初日を首位発進したヒュンダイのティエリー・ヌービルは5番手で午前の走行を終えた。
午後の走行でもタナクの勢いが留まるこはとなく、SS5でミケルセンのタイムを上回り、SS6~SS8ではトップタイムを記録したことで首位の座を確固たるものにした。
午前中にトップだったミケルセンはSS6でパンクを喫したため、8番手まで順位を落としたものの、SS8でひとつ順位をあげて7番手で2日目を終えた。
これによりミークが2番手に浮上したが、タナクには22.7秒差をつけられている状況になっている。ミークは3番手のヌービル、4番手のダニ・ソルドと6秒差の争いを繰り広げている。
5番手はオジェ、シトロエンのクレイグ・ブリーンが6番手で続いた。
またトヨタのエサペッカ・ラッピはパンクを喫したことで8番手、Mスポーツのエルフィン・エバンスは9番手だった。
WRCアルゼンチン:SS8までの結果
Pos. | Driver | Car | Time/Gap |
1 | ![]() | Toyota | 1h30m38.6s |
2 | ![]() | Citroen | 22.7s |
3 | ![]() | Hyundai | 28.6s |
4 | ![]() | Hyundai | 29.5s |
5 | ![]() | M-Sport Ford | 36.4s |
6 | ![]() | Citroen | 41.2s |
7 | ![]() | Hyundai | 58.5s |
8 | ![]() | Toyota | 1m07.9s |
9 | ![]() | M-Sport Ford | 1m10.3s |
10 | ![]() | M-Sport Ford | 1m33.7s |