FIA会長、物議醸した”言葉狩り”について改善を検討か「私はドライバーが直面する問題を誰よりも理解している」
FIAのモハメド・ベン・スレイエム会長は、悪態や不適切な言葉遣いを巡る規約変更に前向きであるようだ。
Mohammed Ben Sulayem, FIA President at Rally Greece, 2023
写真:: McKlein / Motorsport Images
FIAは、「不適切な言葉遣い」をしたドライバーへの制裁を含む国際競技規則の付則B項の改善を検討しているようだ。
今年1月、FIAはイベント中に悪態をついたり、不適切な言葉を使ったりするドライバーを取り締まると発表。レギュレーションに違反したドライバーへの制裁として罰金やポイント剥奪、出走禁止を科す可能性を掲げていた。
ヒョンデのWRC(世界ラリー選手権)ドライバーであるアドリアン・フルモーは2月のラリー・スウェーデンの終盤、テレビ中継されたステージ・エンドのインタビューで悪態をつき、レギュレーションに違反したとされた最初のドライバーとなった。
これに対しWRCドライバーたちは不満を表明。団結してステージ後のインタビューに対し、沈黙を守るか、母国語でインタビューに応えるという形で抗議した。
しかしWRCのドライバーアライアンス(WoRDA)とFIAは話し合いの末、ステージ終了後のインタビューやチームとの無線交信など、その場の状況に応じて悪態をついても罰せられないことになった。一方で記者会見や公式メディアゾーンでの悪態は罰則の対象となるという妥協点が見出された。
それに先出ち、F1でもレギュレーションの明確化が図られ、WRCと同様、状況に合わせてペナルティの対象外となることが確認された。
FIA世界選手権に参戦するドライバーからのフィードバックを受け、FIAのモハメド・ベン・スレイエム会長は声明を発表。付則B項の改善を検討していることを明らかにした。
「7つのFIA世界選手権を通じてドライバーから寄せられた建設的な意見を受け、私は付則B項の改善を検討している」
「元ラリードライバーとして、私は彼らが直面する要求を誰よりも理解している」
そうスレイエム会長はソーシャルメディアに投稿した。
「付則B項は国際競技規則の重要な部分であり、すべてのスポーツファミリーにとって利用しやすいスポーツを維持するための中心的なものだ」
「人間がルールを作り、人間がルールを改善することができる。この継続的な改善という原則は、私が常に信じてきたものであり、FIAのすべての活動の中核をなすものだ」
国際競技規則の付則B項は、規則違反について定める国際競技規則12条2項を補足するものであり、ドライバーの言動について「攻撃的、侮辱的、粗野、無礼または虐待的な言語(書面または口頭)、ジェスチャー、および/またはサインの一般的な使用」、「粗野や無礼、不快感、屈辱感、不適切さを引き起こすと合理的に予想または認識される可能性のある言語(書面または口頭)、ジェスチャー、および/またはサインの一般的な使用」、「暴行(ひじ打ち、蹴り、パンチ、殴打など)」、「上記のいずれかを行なうよう扇動すること」を不正行為と定義している。
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