オット・タナク、ラリー・フィンランドで車検スタッフ轢いてしまう事故。5分追加ペナルティで後退
ヒョンデのオット・タナクは、WRCラリー・フィンランドで車検スタッフを引いてしまう事故を引き起こし、厳しいペナルティを科された。
Ott Tänak, Martin Järveoja, Hyundai World Rally Team Hyundai i20 N Rally1
写真:: Red Bull Content Pool
WRC(世界ラリー選手権)第9戦ラリー・フィンランドで、ヒョンデのオット・タナクが車検を担当したスタッフに怪我を負わせてしまう事故を起こしたことで5分間のタイムペナルティの他、執行猶予付きながら選手権ポイント35点の減点処分を受けた。
この事件は、金曜日のSS7後に発生した。このSS7は、チャンピオンシップリーダーであるタナクにとって、コースオフして木に衝突するという波乱の展開となった。この衝撃により、タナクのマシンは冷却システムが損傷した。
マシンのオーバーヒートを防ぐため、タナクはストップコントロールを速やかに離れ、マシンに風を当てようとしていた。
スチュワードの報告によると、タナックは出発の合図を受ける前にストップコントロールを離れようとマシンを発進。その過程でマシンのフロント部分がマシンの検査を行なっていたスタッフに衝突し、負傷させたことが確認された。
スチュワードは危険な行為や指示の不履行について定めたFIA国際競技規則12.2.1.h項、i項、l項に反すると判断し、5分のタイムペナルティを科した。
また、ドライバーのタナクとコドライバーのマルティン・ヤルヴェオヤ、およびマニュファクチャラーのヒョンデを対象に、執行猶予付きで関連する選手権ポイント35点を剥奪する決定を下した。このペナルティは今季中に、上記の条項に再度違反してしまった場合に適用されることになる。
「2025年8月1日(金)、SS7のストップコントロール後、カーナンバー8(タナク車)はタイヤ検査に到着し、検査員の指示で停止した。その際、カーナンバー8のドライバーは手を振って検査員に離れるよう求めた」
スチュワードはそう報告した。
「その間、別の検査員がタイヤのチェックを開始した。タイヤのチェックがほぼ終了し、出発の合図を受ける前に、ドライバーは突然加速し、右フロントバンパーで検査員を轢き、左膝に血の出る傷を含む軽傷を負わせた」
Ott Tänak, Hyundai World Rally Team
Photo by: Vincent Thuillier / Hyundai Motorsport
タナク、コ・ドライバーのマーティン・ヤルヴェオヤ、ヒョンデのチームマネージャー、パブロ・マルコスはスチュワードによるヒアリングに出席し、何が起こったかを説明した。
「タナクはSS7中に事故が発生し、車両に冷却問題が発生していたと述べた。チームはクルーに車両を動かしたままにしておくよう要請し、オーバーヒートを回避しようとしていた」と、スチュワードの報告書には綴られている。
「タナクはコミュニケーションが困難だったため、手振りで検査官に問題を説明しようとした。検査が終了したと考えた彼は、スチュワードに衝突したことに気づかずに、すぐにその場を離れた」
「ドライバーはスチュワードに謝罪し、検査員が負傷したことに気づかなかったと述べた。もし衝突したことに気づいていれば、すぐに停止していたと述べた。タナクはまた、負傷した検査員に個人的に謝罪する意向を示した」
このペナルティにより、タナクはラリー・フィンランドのリーダーボードで総合10番手から28番手まで後退。首位を走るトヨタのカッレ・ロバンペラから6分以上の遅れとなった。
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