トヨタのエバンスが連勝。勝田貴元は最終ステージで横転、暫定5位もリタイアに終わる|WRCサファリ・ラリー
ケニアで開催されたWRC第3戦サファリ・ラリーは、TOYOTA GAZOO Racingのエルフィン・エバンスが総合優勝を飾った。
WRC(世界ラリー選手権)の第3戦、サファリ・ラリー・ケニアはTOYOTA GAZOO Racing WRTのエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組が総合優勝を果たした。
今季最初のグラベルラリーとなるが、3月のケニアは雨季。天候の影響もあり、起伏も激しい自然の中をハイスピードで駆け抜ける必要がある厳しいラリーであるため、今回も波乱のイベントとなった。
デイ2となる21日(金)には、エバンスが野生動物に遭遇して減速を強いられ、カッレ・ロバンペラ(トヨタ)もハーフスピンを喫した。初日を2番手で終えた勝田貴元(トヨタ)もSS3で2輪がパンクしてしまうトラブルに見舞われ、後退。一方でヒョンデ勢が際立つ速さを見せ、オット・タナクがリードを広げた。
しかしそのヒョンデ勢もトラブルに免れなかった。SS7で右フロントタイヤがリム落ちしたアドリアン・フルモーはサスペンションアームにもダメージがおよび、電気系トラブルに見舞われた初日に続いて連日のデイリタイア。首位を走っていたオット・タナクは油圧系トラブルで前輪が駆動せず、大きくタイムロスを喫した。
これにより首位に立ったエバンスは、雨も降って滑りやすい中でパンクが続出したデイ3で2分弱もの大差を築くことに成功した。ロバンペラが連続してパンクに見舞われたこともあり、総合2番手はタナク。3番手にヒョンデのティエリー・ヌービル、4番手に勝田というオーダーで最終日を迎えることになった。
デイ4は、トヨタ勢を不運が襲った。ロバンペラがこの日最初のSS17を終えた後、ロードセクションで電気系トラブルに見舞われ、SS18をスタートできず。ここでラリーを終えることになった。
SS18、SS20とステージ優勝を飾り、ヒョンデ勢とスーパーサンデーを争っていた勝田だったが、最終パワーステージでバンクと接触してリヤからスピンモードに入ると、フロントガラスにヒビが入るほどの横転を喫してしまった。
なんとかマシンから脱出し、マシンを起こしてステージを走り終えた勝田。この時点で暫定5位だったが、クルマが止まってしまい、サービスパークにある最終タイムコントロールに戻れずリタイアとなった。
勝田はこれまでサファリ・ラリーで2位2回、3位1回、4位1回と好成績が続いており、今回もステージ優勝4回など速さを見せていただけに残念な結果となってしまった。
エバンスはパワーステージも安定した走りで駆け抜け、総合2位のタナクに1分9秒差の総合優勝。第2戦ラリー・スウェーデンからの連勝でドライバーズランキングのリードを36ポイントまで広げた。トヨタとしても、サファリ・ラリーは5連勝だ。
首位と3分32秒差の3位にはヌービルがつけた。スーパーサンデーとパワーステージではともにフルモーが最速となり、デイリタイアから復帰し、最終日の走行で合計10ポイントを稼いだ。
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