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WRCマシンも、EVモードは静かすぎ? 接近知らせるサウンドモジュール搭載を義務付けるルール導入

FIAは、世界ラリー選手権のラリー1カーに、EVモード時に作動するサウンドモジュール搭載を義務付ける新規定を導入した。

Ott Tänak, Martin Järveoja, M-Sport Ford World Rally Team Ford Puma Rally1

Red Bull Content Pool

 先日バーレーンで開催されたFIA世界モータースポーツ評議会での議論を経て、FIAは5月1日から施行される新ルールを承認した。

 この新ルールは、世界ラリー選手権(WRC)でラリー1規定のマシンを走らせるトヨタ、ヒョンデ、M-スポーツ・フォーがそれぞれの車両にサウンドモジュールを装着することを義務付けるものだ。

 このモジュールは開けた場所で、車両の前方と後方2メートル、地上から1メートルの位置で80dB(走行中の電車内レベル)の音を発生させなければならない。サウンドモジュールはEVモードが作動すると有効となり、車速が30km/hを超えると停止するようになっている。

 市販ハイブリッド車では、同様の装置がすでに義務化されている。ハイブリッド車や電気自動車は、歩行者などが接近に気が付きにくく危険との声に対応するため、日本では継続生産車についても2020年10月より音声発生装置の搭載が義務化されている。

 WRCは昨年、100%持続可能燃料を使用する新しい車両を導入した。より持続可能で環境に優しい未来に向けた第一歩を踏み出したのだ。

 このラリー1車両は、コンパクト・ダイナミクス社が設計した100kWの電気モーターを搭載したハイブリッド車両であり、サービスパーク内とその周辺をEVモードで走行することが義務付けられている。

 また、ロードセクションに設けられたHEVゾーンでも、EVモードでの走行が求められる。これは騒音公害を減らし、ステージに向かうために町や村を通過する際の混乱を軽減するために考案されたものだ。

 このレギュレーション変更は、安全上の理由から行なわれたものだと理解されている。新型コロナ対策のプロトコルが緩和されたことで、サービスパーク内でマシンの周囲を歩く人が増えたのだ。1月のラリー・モンテカルロで行なわれたメディアブリーフィングで、EVモード時のマシンが発生するノイズについて言及されていた。

 この新ルールが適用される最初のラウンドは、第5戦ラリー・ポルトガルとなる。WRCは今季初のグラベルラリーとなる第3戦ラリー・メキシコ(3月16-19日)を終えた後、ヨーロッパに戻り第4戦ラリー・クロアチア(4月20-23日)が予定されている。

 現在、WRCはM-スポーツ・フォードのオット・タナクがポイントリーダー。2022年のチャンピオンであるカッレ・ロバンペラが3ポイント差の2番手に続いている。

 
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