WRC、商業権を引き継ぐ新たなプロモーターをまもなく発表へ。フランスの自動車会社コスモビリスが最有力候補?
FIAは、今後3週間以内にWRCの新たな商業権保有者の発表を行なう予定であるようだ。
FIAのモハメド・ベン・スレイエム会長によると、世界ラリー選手権(WRC)の新たな商業権保有者は「3週間以内」に発表される予定だという。
エナジードリンク大手レッドブルとドイツの投資会社KW25が所有する、以前の商業権保有者であるWRCプロモーターが2024年に売却準備を進めていると最初に報じられて以来、WRCの今後のプロモーションについては、大きな話題となっている。
FIAは昨年8月、新たな商業権保有者を見つけるための入札手続きを進めることを明らかにしたが、最終発表はまだ行なわれていない。
売却手続きは最終段階に入っているとみられ、報道によるとかつてロータスやマクラーレンF1チームの代表を務めたエリック・ブーリエが率いるフランスの自動車会社コスモビリスが、WRCの商業権を引き継ぐ最有力候補となっている。
新たな商業権保有者がどんな将来像を描くかは、2027年に新技術規則が導入されるWRCへの参加を自動車メーカーが決定する際に考慮する重要な要素となる。また商業権保有者の決定の後れが、2027年のレギュレーション最終決定を遅らせているとも考えられている。
FIA president Mohammed Ben Sulayem
Photo by: Toyota Racing
ル・マン24時間レースのメディア向けラウンド・テーブルで、ベン・スレイエム会長はWRCの状況について最新情報を提供し、近いうちに発表があると約束した。
「今後数日のうちに、私が最も情熱を注いでいる競技のひとつであるラリーに関する事柄を最終決定する。WRCの新たな商業権保有者は3週間以内に承認されるだろう。私がそう発言しているし、あなた方もそう書いている。もし私がそれを実行しなかったら、それは私の責任だ」とベン・スレイエム会長は語った。
「2週間後、長くても3週間後には良い知らせをお伝えする。もうこれ以上待てない」
ベン・スレイエム会長は以前、FIAと新たなプロモーターとの間で全く新しい商業権契約が締結され、その期間は最長25年に及ぶ可能性があると述べており、FIAがWRCの商業権を売却して得た資金は、直接選手権に再投資されるとしていた。
「WRCには、退任するプロモーターがいる。計算の問題だが、現在の契約はあと7年半残っている。その間にどんなプロダクトを売ることができるだろうか? 時間を費やす必要があるが、誰が時間を投入できるだろうか? それはFIAだ。我々と共に歩んでくれる積極的なプロモーターが必要であり、FIAはスポーツに再び力を注ぎ込むことができるのだ」
「アクセシビリティとは何か? それは手頃な価格である。手頃な価格であれば、アクセシビリティは実現する」
「(2027年型)車両は35万ユーロまで価格が引き下げられた。軽量化され、持続可能な燃料を使用するようになり、新たなプロモーターによって車両を走らせるのに必要なパッケージ一式が提供されることになる。3台の車両を運行するのに7000万ユーロ以上かかることはなくなり、およそ2500万~3000万ユーロ程度になるだろう。これは、他の多くの自動車メーカーにとって魅力的なものとなるはずだ」
ベン・スレイエム会長は、理想的には、WRCに「最低でも5社」のメーカーが参加することを望んでいると付け加えた。
現状、来年以降のWRC参戦を確定させている自動車メーカーはトヨタのみである。また
チューニングメーカーのプロジェクト・ラリーワンとRMCモータースポーツは、2027年の新技術規定に準拠した車両を製作・開発する計画を発表している。
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