ヒョンデのフルモー、WRC中継での“Fワード”で罰金処分。FIA取り締まり強化の影響がF1以外でも続く
FIAはドライバーの過激発言に対する取り締まりを強化しており、WRCラリー・スウェーデンのステージ18後に“不適切な言葉”を発したヒョンデのアドリアン・フルモーに罰金を科した。
ヒョンデのアドリアン・フルモーは世界ラリー選手権(WRC)ラリー・スウェーデンのステージ18終了後、テレビ中継インタビューで“不適切な言葉”を使い、2025年のFIA国際モータースポーツ競技規則第12条2項1.lに違反したとして、計3万ユーロ(約477万円)の罰金を科した(うち2万ユーロ/318万円は執行猶予付き)。
ヘルメットのストラップがきちんと締まっていない状態でステージ11をスタートしたり、ステージ13では雪でスタックしてデイリタイアを喫したりと踏んだり蹴ったりなラリー・スウェーデンを過ごしたフルモー。最終パワーステージ後に週末の総括を求められたフルモーは中継を通じて、「やらかした(f***ed up)」とFワードを放った。
「(ステージ18自体は)クリーンだった。轍は本当にトリッキーだ。いいタイムを出すのは難しいと思う」
「序盤はマシンが走っていた跡がたくさん残っていた。また昨日はやらかした」
FIAはモハメド・ベン・スレイエム会長主導のもと、イベント中に不適切な発言を行なうドライバーへの取り締まりを強化している。F1では昨年、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは公式記者会見で不適切な言葉を発したとして社会奉仕活動の刑が言い渡された他、フェラーリのシャルル・ルクレールも同様の発言で罰金処分が下った。
WRCでも過去に同様の取り締まりが行なわれており、2024年のアクロポリス・ラリーではトヨタのセバスチャン・オジェがオフィシャルに対して暴言を吐いたとして、FIAから執行猶予付きで3万ユーロの罰金が言い渡された。こうした判例に倣い、フルモーにも罰金の処分が下った。
「ラリー・スウェーデン2025のパワーステージ終了後、ドライバーはステージ後のインタビューに応じ、インタビューの最後に『昨日はやらかした』と語った」
FIAスチュワードはそう報告した。
「Rally.TVのコメンテーターは、ドライバーのコメントについて『言葉遣いをお詫びする』と返答した」
「ドライバーは、前日(2月15日)に犯したミスを指しており、自分がミスを犯したという意味で口語的かつ説明的にその言葉を使ったと説明した。そのような言葉を使ったことで、誰かを怒らせたり侮辱したりするつもりはなかったと謝罪した」
Adrien Fourmaux, Alexandre Coria, Hyundai World Rally Team Hyundai i20 N Rally1
Photo by: Romain Thuillier / Hyundai Motorsport
「スチュワードはドライバーとチーム代表に対して、不適切な言葉遣いだけでなく、暴言や身体的な侮辱、政治的、宗教的、個人的な発言やコメント、その意志を示すことに関して、FIAの姿勢を注意喚起した」
「スチュワードとFIAは、問題の単語が残念ながら一般的な口語表現になっていることを認めている。しかし、このような言葉が広く冒涜とみなされ、テレビ生中継を含む公の場での言論において不適切であるという事実を減じるモノではないと強調することが不可欠だ」
「公の場は、こういった口語表現に慣れ親しんだ視聴者だけを対象としているわけではなく、この言葉を不快に感じる可能性のある多様な文化や個人にも向けられたモノだ」
「モータースポーツは世界的なスポーツであり、様々な年齢層や文化的背景を持つ人々が参加している。その中にはこれらの表現を誤解したり、不快に思ったりする人もいるかもしれない」
「このことを踏まえ、FIAは視覚的、聴覚的メディア、記者会見、ソーシャルメディアを含む公的な場において不適切な表現が使用されないよう、引き続き尽力する」
「さらに公人として、また次世代のアスリートやファンの模範として、スポーツ選手はコミュニケーションにおいてプロフェッショナリズムとリスペクトのスタンダードを守ることが期待されている」
そしてスチュワードは、FIA国際モータースポーツ競技規則のガイドラインを照らし合わせ、「前述のペナルティ及び執行猶予付きペナルティは妥当である」と結論付けた。
記事をシェアもしくは保存
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。