WRC Rally Greece

M-スポーツ・フォード、一時WRC撤退説浮上も参戦継続を明確化「あのニュースはフェイク。戦いに留まる努力は惜しまない」

M-スポーツの創設者マルコム・ウィルソンは、世界ラリー選手権の最高峰クラス参戦を継続するために「できることは何でもする」と話しており、撤退に関する噂を強く否定した。

Tom Howard

Tom Howard

公開日時: 2023/09/14 23:05

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Ott Tänak, Martin Järveoja, M-Sport Ford World Rally Team Ford Puma Rally1

 世界ラリー選手権の最高峰クラス“Rally 1”に参戦するM-スポーツの創設者であるマルコム・ウィルソンは、改めてシリーズへの挑戦を継続する姿勢を示した。

 先日行なわれたアクロポリス・ラリーでは、M-スポーツのドライバーであるピエール-ルイ・ルーベのインタビューがフランスのメディアに掲載され、M-スポーツが来季Rally 1クラス参戦を見送る可能性を示唆したことが話題となった。

 ただその後、この記事は“フェイクニュース”とされ、削除されている。

 M-スポーツは2023年シーズンのWRCで厳しい戦いを強いられており、ウィルソンも不運と信頼性の問題に悩まされた「ひどい1年」だったと認めている。しかし、チームは今後もWRCの最高峰クラスで戦うことを確約しており、ウィルソンはチームにはトップに返り咲くための“材料”が揃っていると考えている。

「最高峰クラスに留まる方法を見つけるため、できることは何でもするつもりだ」

 ウィルソンはmotorsport.comに対してそう語った。

「我々には素晴らしいチームメンバーがいて、素晴らしいマシンがある。今年はひどい1年になっているが、その理由は分からない。誰にでもこういう不調はあるものだ」

「例えば、F1のウイリアムズやマクラーレンを見れば分かる。本来のポジションへ戻るための“材料”はまだ残っているのだ」

 現在M-スポーツは、トヨタやヒョンデと比べ、フォードのセミ・ワークスという形でWRCに参戦しており、予算確保には毎年苦労しているが、1997年以来、最高峰クラスで常に存在感を示してきた。

Ott Tänak, Martin Järveoja, M-Sport Ford World Rally Team Ford Puma Rally1

Ott Tänak, Martin Järveoja, M-Sport Ford World Rally Team Ford Puma Rally1

Photo by: M-Sport

 ただ、昨年WRCに導入されたRally 1マシンが、FIAの意図した目標をはるかに上回るコストだったことを組織が公然と認めたことで、課題に拍車がかかっている。FIAは、このコストを削減する方法を調査している。

 また、M-スポーツの中核となるビジネスモデルにはカスタマーにマシンを販売することがベースとしてあるが、現時点で売却されたRally 1マシンはわずか2台。そのうち競技者の手に渡ったのはジョルダン・セルデリディスの1台のみだ。

 M-スポーツが難しい状況に立たされていることは確かだが、M-スポーツでチーム代表を務めるリチャード・ミレナーは、チームの将来を巡る憶測に対して次のように語っている。

「そんなに大げさなことだとは考えていない。この記事が削除されたということは、そのニュースが事実ではないということを示していると思う。文脈を逸脱したモノであり、ニュースに蓋をすることができればいいね」

「継続するための予算を捻出するのが毎年大変なのは否定しないが、現時点でやめるという話はない」

「間違いなく、マルコムも私もやめるつもりはない。ラリーチームには100人の従業員がいる。我々はここに留まるということを保証するため、あらゆる努力を惜しまない」

「そう、来年のドライバーラインナップはまだわからないし、現時点での目標はオット(タナク)をチームに留めることだ。それもまた大きな仕事だが、我々なりのベストを尽くすために前進し続けるよ」

 

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 スバルがWRC復帰を検討中との噂に、既存チームは歓迎ムード「メーカーが増えるのは良いこと。両手を広げて待っているよ!」

次の記事 WRC、アメリカと中国での開催実現に本腰。アメリカでの最大のハードルは”保険”かも?

More from

Tom Howard



2026年のWRCは劇的決着! 親子王座見えたソルベルグ、フィニッシュまでコーナーあとふたつでコースオフ……エバンスが悲願の初王座

WRC

WRC

Rally Italy

16 時間前

2026年のWRCは劇的決着! 親子王座見えたソルベルグ、フィニッシュまでコーナーあとふたつでコースオフ……エバンスが悲願の初王座



トヨタWRCでも活躍のエサペッカ・ラッピ、プロラリーキャリアを無期限休止「今後はどこでアドレナリンを感じようか」

WRC

WRC 13 日前

トヨタWRCでも活躍のエサペッカ・ラッピ、プロラリーキャリアを無期限休止「今後はどこでアドレナリンを感じようか」



WRC、最終戦ラリー・サウジアラビアの中止を決定。代替戦も設定されず、トヨタのエバンスが初戴冠に近づく

WRC

WRC 17 日前

WRC、最終戦ラリー・サウジアラビアの中止を決定。代替戦も設定されず、トヨタのエバンスが初戴冠に近づく

最新ニュース



アロンソの現役続行、かつての好敵手ハミルトンが歓迎「才能という面では、彼に敵わないドライバーはたくさんいる」

F1

F1 F1

バーレーンGP

28 分前

アロンソの現役続行、かつての好敵手ハミルトンが歓迎「才能という面では、彼に敵わないドライバーはたくさんいる」



先入観で仕事しちゃだめよ! もてぎ戦で起きたハードタイヤ騒動、チーム&ライダーに教訓残す

MotoGP

MGP MotoGP

日本GP

12 時間前

先入観で仕事しちゃだめよ! もてぎ戦で起きたハードタイヤ騒動、チーム&ライダーに教訓残す



2戦連続表彰台も見えていたが……ハジャー、グリップと電力を失い5位に沈む「速さはあったのに。冗談みたいだ」

F1

F1 F1

バーレーンGP

13 時間前

2戦連続表彰台も見えていたが……ハジャー、グリップと電力を失い5位に沈む「速さはあったのに。冗談みたいだ」



MotoGP日本GP、無視されていたハードタイヤが実は”最高の”タイヤだった!? 決勝経て評価覆る「驚きだった」「後悔してる」

MotoGP

MGP MotoGP

日本GP

14 時間前

MotoGP日本GP、無視されていたハードタイヤが実は”最高の”タイヤだった!? 決勝経て評価覆る「驚きだった」「後悔してる」

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録