オジェ、トヨタで初勝利！　短縮終了のWRCメキシコ制し、ランキング首位浮上

　新型コロナウイルスの影響を受け、14日（土）の競技3日目で終了となったWRC第3戦ラリー・メキシコ。トヨタのセバスチャン・オジェが、今季初優勝を飾った。

　新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、各国で空港閉鎖が相次いでいる。WRC関係者の多くがメキシコからヨーロッパに戻る際に乗り継ぎを行なうことになるアメリカの空港も、月曜日の夕方から閉鎖される予定だったことから、日曜日午前中に行なわれる予定だったステージが中止となった。

　競技2日目、13日（金）の走行終了時点で13.2秒の差をつけて総合首位に立ったオジェは、競技3日目も順調にリードを拡大。終始上位につけ、総合2位となったオット・タナク（ヒュンダイ）に27.8秒差で今季初優勝を挙げた。6度のWRC王者であるオジェにとって、トヨタ加入後初の勝利となった。

　タナクはティーム・スニネン（M-スポーツ）との2位争いを制し、2戦連続の2位となっている。

　トヨタのエルフィン・エバンスとカッレ・ロバンペラは、不利な路面コンディションと戦いながらも、それぞれ4位、5位となっている。

　開幕戦ウイナーのティエリー・ヌービル（ヒュンダイ）は、競技2日目の後半に電気トラブルが発生しデイリタイア。この日はラリー2規定の下、再スタートしていた。

　8ステージ中5ステージで最速タイムを刻んだヌービルだったが、最終的に14位でイベントを終えている。

　現在、オジェが62ポイントを稼ぎランキング首位。エバンスが8ポイント差で2番手、ヌービルがオジェと20ポイント差の3番手となっている。

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Pos.	No.	Driver	Car	Time/Gap
1	17	Sebastien Ogier	Toyota	2:47:47.6
2	8	Ott Tanak	Hyundai	+27.8
3	3	Teemu Suninen	Ford	+37.9
4	33	Elfyn Evans	Toyota	+1:13.4
5	69	Kalle Rovanpera	Toyota	+2:20.5
6	22	Pontus Tidemand	Skoda	+10:29.3
7	20	Nikolai Gryazin	Hyundai	+12:27.0
8	27	Marco Bulacia	Citroen	+13:37.5
9	44	Gus Greensmith	Ford	+13:56.5
10	21	Ole Christian Veiby	Hyundai	+15:32.2