WRCラリージャパン昨年覇者ヌービル、狭くて曲がりくねった日本の公道は「チャレンジングだけど、それが好き」
前年度のWRCラリージャパンを制したヒョンデのティエリー・ヌービルは、2023年大会に向けて「チャレンジング」なコース設定が気に入っていると語った。
世界ラリー選手権(WRC)最終戦ラリージャパンに向けて、ヒョンデのティエリー・ヌービルは、日本の狭くてツイスティなコースを“チャレンジング”と表現する一方で、高い難度から日本の道は彼のお気に入りのようだ。
ヌービルは、12年ぶりに復活した昨年のラリージャパンの覇者。トヨタの"お膝元"で勝利をもぎ取った。
ヌービルはラリージャパンのコース設定について「チャレンジングだ」と語る一方で、復活から2年目となる今年のラリージャパンでも、同様のリザルトを繰り返すことが目標になると強調した。
「昨年ここへ来た時、チャレンジングなラリーだと知ったし、天候の影響もある」とヌービルは言う。
「コースもツイスティで狭いからチャレンジングだ。レッキやペースノートの点からもかなり難しい。でも同時に、勝利を手にした昨年はそれが楽しかったし、気に入っているんだ」
「僕らは昨年、母国戦のトヨタの前で勝つことができた。すごいリザルトだし、今年もターゲットは似ている。タイトル争いは終了しているし、目標はトヨタの前でフィニッシュしてもう1勝を挙げることだ」
Photo by: Fabien Dufour / Hyundai Motorsport
Podium: Thierry Neuville, Martijn Wydaeghe, Hyundai World Rally Team Hyundai i20 N Rally1
昨年ヒョンデが勝利を手にした要因のひとつとして、ウエットコンディションとなった最終日でのタイヤ選択が挙げられるだろう。ヒョンデ勢はトヨタ勢と比べて多くのウエットタイヤを手にしていたことで、タイムを大きく稼ぐことができた。
ラリージャパン2連勝に向けたキーポイントについて、昨年に続きヌービルのコドライバーを務めるマルティン・ウィダグは次のように語った。
「細かいディテールが全てなんだ。週末を通して一貫したペースが必要だし、天候も変わるからタイヤ選択も重要になる」
「昨年と同じ戦略を採れることを願っている。それが功を奏すかもしれないし、そうならないかもしれない」
ラリージャパンは11月16日(木)9:00頃から開始される鞍ケ池公園でのシェイクダウンで幕を開ける。ここから4日間、愛知県と岐阜県をまたいで世界最高峰のラリーカーが日本の狭くてツイスティな公道を駆けることとなる。
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