41歳オジェ、10勝目のラリー・モンテカルロも最高にハッピー! これが“ラスト”になるかは「分からない」
WRCのラリー・モンテカルロで前人未到の10勝目を達成したセバスチャン・オジェ。彼は勝利を喜びつつ、これが最後となる可能性も示唆した。
Podium: Winner Sébastien Ogier, Toyota Gazoo Racing WRT
写真:: Red Bull Content Pool
WRC(世界ラリー選手権)の開幕戦ラリー・モンテカルロが1月23~26日にかけて行なわれ、セバスチャン・オジェ(トヨタ)が勝利。前人未到のラリー・モンテカルロ10勝目を喜んでいるが、これが最後になる可能性も示唆した。
今季からハイブリッドユニットが非搭載となり、タイヤもハンコック製へと変わったWRC。多くの変化への対応を迫られる新シーズンだったが、開幕戦でオジェは安定したパフォーマンスを発揮し、総合首位の座を固めた。
ラリー最終日もオジェは盤石な走りで、最終パワーステージも最速でフィニッシュ。見事に総合優勝を果たし、ラリー・モンテカルロ10勝目という前人未到の記録を打ち立てた。
オジェのモンテカルロでの初優勝は2009年。当時はインターコンチネンタル・ラリー・チャレンジの一戦だった。それ以降WRCのカレンダーに復帰したラリー・モンテカルロで、オジェは2014年から2019年まで連勝し、2021年、2023年と勝ち星を増やしてきた。その間の所属メーカーも実に多彩で、プジョー、フォルクスワーゲン、シトロエン、フォード、トヨタと各ブランドで勝利している。
オジェは今回のラリー・モンテカルロ10勝目を昨年亡くなった叔父に捧げる一方で、2025年が最後の勝利になるかもしれないと示唆した。
「この週末について、どこから話したらいいか分からない。今週末は幸運が僕の味方についてくれていたと思う」
「叔父が亡くなったのは1年前のこの時期だった。僕に様々なモノを与えてくれた人だったし、この勝利は彼に捧げたい」
「今週末は色々な瞬間があったけど、さっきも言ったように僕は幸運に恵まれた。それが僕にとって何を意味しているかは断言できないけど、僕としてはこれ(10勝目は)は”世界”みたいなものだ。今回が最後のモノになるかどうかは分からないけど、ここで立ち止まるのも良い場所だろう」
Sebastien Ogier, Vincent Landais, Toyota Gazoo Racing WRT Toyota GR Yaris Rally1
Photo by: Toyota Racing
現在41歳のオジェ。彼のモンテカルロでの将来はまだ決まっていないが、少なくとも今年はこれ以外にもトヨタからWRCにスポット参戦する予定だ。
将来に関するコメントを求められたオジェは、こう付け加えた。
「そうならないことを願っているけど、(今回が最後のモンテカルロになるかどうかは)分からない」
「この素晴らしいシリーズの、この瞬間を楽しみたいだけだ。僕は今シーズン、もう少しラリーに出る予定だけど、来年については分からない」
「計画は立てたくないんだ。もちろん、このレベルを維持できるなら、止めるというのは残念だことだろう。その一方で、僕はキャリアの始まりよりも終わりに近づいている」
「この瞬間を表す言葉を見つけるのは難しいけど、今日はこれ以上ないほどハッピーだというのは言うまでもない。この話は何度もしているけど、モンテカルロというのはいつかラリードライバーになるという夢を僕に与えてくれたイベントなんだ」
「子どもの頃から観戦していたけど、2009年にここで初優勝したときなんて本当に夢が叶った気持ちだった。でも、今ではここで10回も優勝のトロフィーを手にしている。それでもまだ2009年と同じくらい嬉しいんだ」
トヨタのチーム代表であるヤリ-マティ・ラトバラは、モンテカルロ10勝は類の無い功績だと語った。
「つまり20代、30代そして40代でベストを尽くしてきたということだ。これほど長い間スポーツマンとしてトップレベルにいるというのは、他に類の無い功績だ」
「それこそ、彼が世界チャンピオンであることの理由でもある。彼は他の人にはない、特別なスキルを持っているんだ」
記事をシェアもしくは保存
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments