WRC、コロナ拡大続くポルトガルとイタリアでの開催延期を決定。シーズン再開は6月以降に
WRCは、新型コロナウイルスの感染が拡がっているラリー・ポルトガルとラリー・イタリアの開催延期を発表した。

執筆: Pablo Elizalde

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世界ラリー選手権(WRC)は、新型コロナウイルスの流行を受けて、ラリー・ポルトガル、ラリー・イタリアの開催延期を発表した。
ラリー・ポルトガルは、2020年の第5戦として、ラリー・イタリアは6月4〜7日に5月21〜24日に開催が予定されていた。
しかし、ポルトガルはコロナウイルスが国内で感染を拡げており、政府が全土に非常事態を宣言。また、イタリアはヨーロッパで最もコロナの被害が大きい国だ。
その結果、イベント主催者とFIAはイベントの開催延期に合意した。新しいスケジュールは今回発表されていない。
WRCプロモーターマネージングディレクターであるオリバー・チースラは、次のように語った。
「すべての関係者は、新型コロナウイルスの状況が改善された場合、延期されたラリーをシーズン後半に開催するために、代替スケジュールを検討することに取り組む」
「チャンピオンシップのロジスティクスや選手の移動、ホスト国がWRC開催の準備ができるかを考慮する」
3月12〜15日には、シーズン第3戦ラリー・メキシコが開催されたが、コロナによる渡航制限を回避するため、最終日のステージが短縮された。このラリーで優勝したセバスチャン・オジェ(トヨタ)はその後、イベントは行なわれるべきではなかったとコメントしている。
すでに4月23日〜26日に予定されていた第4戦ラリー・アルゼンチンの延期は決定済み。現状、WRCの次戦は7月16〜19日にケニアでのサファリ・ラリーとなる予定だ。
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