予算削減が噂されるシトロエン。CEO「王者獲得に影響はない」と断言

PSAグループのタバレスCEOは、シトロエンの予算を削減したとしてもWRCタイトルを狙うのに影響することはないと考えている。

 PSAグループのCEOであるカルロス・タバレスは、シトロエンの予算を削減したとしてもWRCタイトルを狙うのに影響することはないと考えている。

 シトロエンの内事情に近い関係者は、2018年のチームの予算が削減されていることを示唆しており、タバレスはチーム予算を削減することで予算をより有効活用することができると考えている。

 自動車業界において35年以上のキャリアを持つタバレスは、以前シトロエンWRCチームに訪れた危機を脱し、競争力を取り戻した時と同じ予算組みを2018年シーズンに向けて行ったと述べている。

 タバレスはシトロエンが1年ぶりにマニュファクチャラーとして参戦復帰した2017年シーズンを総括した。

「昨年我々は4チーム中最下位だった。2017年は惨敗だった」

「それも我々の予算は2017年WRCタイトルを獲得したMスポーツよりも格段に多かった。つまり一定の予算基準を上回っている場合、予算額が結果を左右するわけではないのだ」

「我々は良いドライバーを金で買ったりせず、WRC内で最大の予算を投入するわけでもない。資金がたんまりあっても勝利できるわけではないし、それが我々の勝利するためのやり方でもない」

「シトロエンは金にモノを言わせるような会社ではない。WRCで勝利するためにもっとも必要なことは金ではなく、ドライバーの専門知識や永続性、そしてバンプで横転した後も再スタートを切ることができる能力であると信じている」

「もしチームが多額の予算と良質なドライバーを獲得したとしたら、勝利できる確率は非常に高くなるだろう。しかしそれになんのメリットがあるだろうか」

「WRCに参戦する醍醐味とは、自分のチームが最も優れたチームであることを他に知らしめようと興奮しているスタッフたちの強みや弱みを受け入れたチーム作りだ」

「そこに興奮があるのだ。もしそのチームに更なる予算や人材、ドライバー、エンジニアを与えれば、たちまちそれは勝利に値するチームではなく、もはや銀行家になってしまうだろう。それは私のフィロソフィーと違う」

タバレスCEOの支援

 タバレスはシトロエンの新しいチーム代表であるピエール・ブダールを全面的に支援すると述べており、シトロエンは"3~5年"計画サイクルでWRCプログラムを継続すると明らかにした。

「我々はスポーツマン、またはスポーツウーマンである。だからもしバンクに引っかかって横転してしまったとしても、自分たちの力で再び立ち上がり、戦い続けていく」

「ある時点で失敗してしまうのは当たり前のことだろう。ダカールに復帰した時のプジョー・スポーツも初年度で失敗したが、それから3年間で勝利した」

「シトロエンが最高のスポーツマンやスポーツウーマンとして振舞い、起きた出来事に対し真摯的な取り組みをして、なぜそれがうまくいかなかったのかを理解してから修正しようとしている限り、私はシトロエンの初年度の失敗を受け入れられる」

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この記事について
シリーズ WRC
チーム シトロエン・ワールドラリー・チーム
記事タイプ 速報ニュース