
執筆: David Evans
2019/11/12 0:36
ラリー・オーストラリアは、山火事が急速に広がり、イベントのメイン会場であるコフス・ハーバーに危機が迫ったため、開催が中止されることになった。
2019年のWRC(世界ラリー選手権)最終戦ラリー・オーストラリア。しかしコース周辺で大規模な山火事が発生し、その範囲が拡大していることから、開催が危ぶまれていた。
主催者は月曜日にコースの短縮を決めたが、その翌日の火曜日(11月12日)の朝、イベントの全面的な中止が決定された。
ラリー・オーストラリア主催者からの正式な発表はまだないが、これも間も無く発表される予定だ。motorsport.com及びautosport.comでは、同ラリー関係者からFIA及びWRCプロモーターに対して、キャンセルを宣言するメールが送られたことを確認している。
前述の通り、ラリー・オーストラリアの主催者は、イベントを開催することを目指し、月曜日に大幅に短縮されたルートの計画をまとめた。しかし火災は収束の傾向を見せず、キャンセルの決定が下されることになったようだ。
WRCの関係者は、火曜日の午後に選択肢について議論する予定だったが、キャンセルは避けられなかったようだ。
この決定についてはまだどのチームもコメントを発表していないが、キャンセルについては全チーム一致で承認したとみられる。
最終戦ラリー・オーストラリアがキャンセルされたことにより、ヒュンダイが初めてマニュファクチャラーズタイトルを獲得することになった。トヨタは逆転を目指して最終戦に挑むと意気込みを語っていたが、結局それは叶わなかった。
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この記事について
シリーズ | WRC |
イベント | ラリー・オーストラリア |
執筆者 | David Evans |
WRC最終戦ラリー豪州、山火事により開催中止。ヒュンダイがタイトルを手に
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