ラリーGB:トヨタのタナク、フルポイントで6勝目。タイトル獲得へ大きな一歩
WRC第12戦ラリー・グレートブリテンは、トヨタのオット・タナクが総合優勝。パワーステージもトップとなり、30ポイントを稼いだ。
Ott Tänak, Martin Järveoja, Toyota Gazoo Racing WRT Toyota Yaris WRC
McKlein / Motorsport Images
FIA世界ラリー選手権(WRC)の第12戦、ラリー・グレートブリテン(GB)が行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナクが今季6勝目を飾り、チャンピオンシップのリードを28ポイントに広げた。
競技初日のオープニングステージはトップと8.8秒差の13番手発進となったタナクだが、デイ2からは完璧な走りを披露。雨で泥状となった道を快走し、4ステージでベストタイムを記録し、総合首位に浮上した。
タナクはデイ3でSS2番手タイムを5回、ベストタイムを1回記録する抜群の安定感を見せた。タナクにとって唯一の懸念は、この日の午後の走行でリヤバンパーがダメージを受けて外れてしまったこと。ノイズが大きくなり、コドライバーのマルティン・ヤルヴェオヤがペースノートを読み上げる声が聞こえづらくなってしまったが、タイムには大きな影響が出なかった。
タナクは総合2番手につけるティエリー・ヌービル(ヒュンダイ)に11秒差をつけて競技最終日を迎えた。
この日最初のSS18でベストタイムを叩き出したタナクは、ヌービルを9.5秒リードし最終パワーステージに臨んだ。タナクはここでも攻め、なんとパワーステージでトップタイムをマーク。ボーナスポイント5点と合わせ、一気に30ポイントを稼いだ。
ヌービルはパワーステージ5位で総合2位、シトロエンのセバスチャン・オジェがパワーステージ2位で総合3位となった。タイトルを争う3台がしっかりと上位3台につけたが、中でもタナクが最後に圧巻の走りを見せ、タイトル争いのリードを28ポイントに広げた。
総合4位はトヨタのクリス・ミーク。マニュファクチャラーズタイトル争いにおいて重要な上位フィニッシュを果たし、トヨタはヒュンダイとのポイント差を8に縮めた。
順位 | ドライバー/コ・ドライバー | クルマ | 合計タイム | 差 | 前車との差 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | オット タナク マルティン ジェルペオジャ |
Toyota Yaris WRC | 3:00'58.0 | 25 | ||
2 | ティエリー ヌービル ニコラス ジルソウル |
Hyundai i20 Coupe WRC | 3:01'08.9 | 10.9 | 10.9 | 18 |
3 | セバスチャン オジェ ジュリアン イングラシア |
Citroën C3 WRC | 3:01'21.8 | 23.8 | 12.9 | 15 |
4 | クリス ミーク Sebastian Marshall |
Toyota Yaris WRC | 3:01'33.6 | 35.6 | 11.8 | 12 |
5 | エルフィン エバンス スコット マーティン |
Ford Fiesta WRC | 3:01'46.6 | 48.6 | 13.0 | 10 |
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