ロバンペラ、新しいWRCスリックタイヤに苦戦「ドライビングスタイルを変えないといけないかも」
トヨタのカッレ・ロバンペラは、ハンコックの新スリックタイヤからパフォーマンスを引き出すのに苦労している。
Kalle Rovanperä, Jonne Halttunen, Toyota Gazoo Racing WRT Toyota GR Yaris Rally1
写真:: Toyota Racing
トヨタのカッレ・ロバンペラは、世界ラリー選手権(WRC)の新しいハンコック製コントロールタイヤを最大限に活用するためには、自分のドライビングスタイルを調整する必要があると感じている。
2度のWRC王者に輝いたロバンペラは、2024年はWRCにパートタイム参戦をしながら”充電”。リフレッシュして2025年シーズンの開幕戦ラリー・モンテカルロに臨んだ。
しかし今季から使われているハンコック製のスリックタイヤ(完全な溝なしタイヤではない)で走行した際、スイートスポットを見つけるのに苦労した。それでも、変わりやすいコンディションの中、総合首位につけたセバスチャン・オジェから38.5秒遅れの総合4番手で金曜日を終えたのはさすがといったところだ。
ロバンペラはAutosport/motorsport.comの取材に対し、「普段のドライビングスタイルがスリック(タイヤ)と相性が悪いのは明らかだ」と語った。
「昨年のテストでも、(2025年仕様のマシンで走った)デボルイラリーでも、きれいでクリアなドライ・ターマックはなかった。僕の本来のドライビングがうまく機能していないのは明らかだ」
「午後は少しセットアップを変えてマシになったけど、明らかに十分ではなかった」
「正直なところ、スノータイヤやスタッドレスタイヤではペースが良さそうに見えるが、スリックタイヤに履き替えたとたんに難しくなる」
Kalle Rovanperä, Toyota Gazoo Racing WRT
Photo by: Toyota Racing
ロバンペラは、2022年にラリー1車両が導入された際、モンテカルロでペースが上がらず苦戦した経験がある。しかし、ロバンペラはすぐに順応して挽回し、その大会では4位に入賞した。
今週末にその答えを見つけることが可能なのか、それとももっと時間が必要なのかと尋ねられると、彼はこう付け加えた。
「もちろん、以前(2022年のモンテカルロ)にも同じようなことはあったけれど、そのときはもっとクルマのセットアップが問題だった」
「このラリーで4位以内に入れば上出来だけど、もう少し良いペースで走れるはずなんだ」
ロバンペラのスリックタイヤに関する難問はさておき、この日はトヨタにとって好調な一日となった。
特にオジェは、SS8でハーフスピンを喫したチームメイトのエルフィン・エバンスからリードを奪い、トップに立った。特にこのSS8(サン-レジェ-レ-メレーズ~ラ・バティ-ヌーヴ)は、オジェにとって生まれ育った土地に最も近いステージでの初優勝という感慨深いものとなった。
「経験は常にこういう瞬間に役立つが、ここでは多くのドライバーが経験を積んでいる」
オジェはAutosport/motorsport.comにそう語った。
「もちろん、僕は彼らよりもさらに多くの経験を持っているけれど、それが今日の違いを生んだパラメータなのかどうかはわからない」
「完璧な一日ではなかった。午前中は限界と良いリズムを見つけるのに苦労したが、幸運にも最後の2回でそれを見つけることができた」
「ようやくホームステージで優勝できてうれしい。ギャップはとても小さいので、リラックスしている暇はない」
土曜日もオジェはミスなくラリーを続け、20秒のリードを持った総合首位で最終日へ。ロバンペラの苦戦は続き、オジェから55秒遅れの総合5番手となっている。
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