フェルスタッペン……今度はWRCからお誘い。セバスチャン・オジェ「乗りたければ喜んでテストを用意する」
9度にわたってWRC(世界ラリー選手権)王者に輝いた経験を持つセバスチャン・オジェが、F1からの引退もほのめかすマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に対して「ラリーに挑戦してみないか?」とラブコールを送った。
今もWRC(世界ラリー選手権)に参戦中、これまでの合計9回のチャンピオン獲得経験を持つセバスチャン・オジェ(TOYOTA Gazoo Racing)は、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がラリーに興味を持つようなら、WRCマシンでのテストの機会を喜んで用意すると語った。
オジェは今年のニュルブルクリンク24時間レースを観戦したという。そしてそのレースには、フェルスタッペンが忙しいF1のスケジュールの合間を縫って参戦。同レース初挑戦ながら、あちこちで鋭いオーバーテイクを披露するなど、いきなり優勝争いを繰り広げてみせた。
しかしフェルスタッペンが所属するチーム・フェルスタッペン・レーシングのメルセデスAMG GT3は最終的にはマシントラブルに見舞われてしまいガレージイン。レース終盤にはコースに戻ったものの、結局総合37位に終わった。
オジェはこのフェルスタッペンの速さを賞賛。それも踏まえ、フェルスタッペンの父であるヨス・フェルスタッペンに倣って、ラリーに挑戦してみたらどうかとSNSに投稿した。フェルスタッペン本人もこの投稿に反応し、『先生役をやってくれる?』と返信した。
フェルスタッペンは以前から、ラリーカーへの興味を抱いており、昨年にはフォードのプロモーション撮影の一環として、オジェが2018年のWRCチャンピオンを獲得した時のマシン、Mスポーツ・フォードのフィエスタをサーキットでドライブした。
しかしながら、ラリー競技に参加する可能性については、否定している。
「とても素敵だと思うけど、もしミスをして木にぶつかったらどうなるかって考えてしまうんだ。木は動かないからね。それが僕の限界なんだ。だから僕としてはやりたくない。リスクが高すぎるね」
かつてフェルスタッペンはそう語っていた。
この件についてラリー・ジャパンの前に取材に応じたオジェは、フェルスタッペンがWRCマシンを体験したいと望むなら、テストに招待すると明言した。
「ソーシャルメディアで冗談半分で言っただけだけどね。彼は新しく経験するモノとか、そういうのが好きなんだよね」
そうオジェは言う。
「彼は昨年、僕の古いフィエスタを一度ドライブしたことがある。でもまあサーキットだったから、あんまり良い場所じゃなかった。本当にドライブしたいなら、ちゃんとした場所で走るべきだと彼に伝えた。サーキットは、ラリーカーにとって理想的な場所ではないからね」
「でも彼みたいな人ならば、いつかラリーにも興味を持つかもしれない。だから、やってみてもいいんじゃないかと思ったよ」
「正直に答えたよ。テストに参加したいなら、喜んで用意するよ、とね」
なおオジェは前戦ラリー・ポルトガルで首位を走りながら、パンクに見舞われて勝利を逃した。そのため、今週末のラリー・ジャパンには、並々ならぬ想いで挑んでいる。
「僕は強い性格の持ち主で、物事が自分の思い通りに進まなかった時にも、自分の思い通りにするために努力するんだ」
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