人生最高の1日だ……! ソルベルグ“2世”、WRC最高峰クラス復帰戦でいきなり総合優勝。今後のラリーキャリアはどう変わる?
オリバー・ソルベルグは、ラリー・エストニアで初のWRC最高峰クラス総合優勝を果たし「人生最高の1日」と振り返った。
オリバー・ソルベルグは、ラリー・エストニアで世界ラリー選手権(WRC)Rally1クラス初の総合優勝を収め「人生最高の1日」だと振り返った。そして挫折しても決して諦めないことが結果に繋がると語った。
23歳のソルベルグとそのコドライバーを務めるエリオット・エドモンドソンは、エストニアの高速グラベルラリーのため、スポットでトヨタのRally1チームに招集され、新チームでのデビュー戦ながら圧倒的な勝利を収めてラリー界に衝撃を与えた。
わずか2日間のテストでGRヤリスRally1を習得したソルベルグは、最後のRally1クラス参戦から2年半の時を経て、エストニアで最高峰クラスに復帰するとSS2で初のWRCステージ優勝。その後も計9回のステージ優勝を積み重ねてラリーをリードし、2019年の世界チャンピオンであるヒョンデのオット・タナクに25.2秒差をつけてトップでフィニッシュした。
ソルベルグのRally1参戦13戦目での総合優勝は、2度の世界チャンピオンであるカッレ・ロバンペラより1戦少ない記録。年齢では、ロバンペラ、ヤリ-マティ・ラトバラに次ぐ史上3番目の若さだ。
ラリーを終えた後、ソルベルグは2003年にスバルと共に世界チャンピオンに輝いた父ペターに対面すると涙をこぼした。
「言葉にできないよ」
ソルベルグはmotorsport.comにそう語った。
「自分が何を成し遂げたのか、まだ完全に理解できていないと思う。泣きまくって、全ての感情が溢れかえった。なんて言っていいか分からないけど、人生最高の1日だ」
「僕はただ楽しんで、ステージごとに進んでいくだけだった。自分の後ろにいるドライバーたちを見ると、彼らはビッグネームで世界最高の選手たちだ。それに気を逸らされることなく、自分のことをしようとしてきた」
WRCで優勝した16人目のイギリス人コドライバーとなったエドモンドソンは、motorsport.comにこう語った。
「これが全てだ。僕らは優勝を夢見ないように必死だった」
「この結果は本当に素晴らしい。だけどこの週末はマシンを学び、楽しむことが最優先だった。それは絶対的に達成できたから、優勝は完全にボーナスだ。本当に最高の気分だ。この感覚は本当に信じられないほどだ。腑に落ちるまで時間がかかるだろう」
Winners Oliver Solberg, Elliott Edmondson, Toyota Gazoo Racing WRT Toyota GR Yaris Rally1
Photo by: Toyota Racing
レジェンドを父に持つソルベルグだが、これまでのキャリアは順風満帆というわけではなかった。ヒョンデからRally1クラスに参戦した際は厳しい時間を過ごし、その後は最高峰クラスへの復帰を目指しながらWRC2クラスに参戦。今年はGRヤリスRally2に乗り換えた。時には覚悟が試される状況もあったという。
「困難な時もあったけど、決して諦めないことが鍵で、常に信じることが大切だと皆分かっている」とソルベルグは続けた。
「自分の気持ちと直感を信じて、それに従って突き進むべきだ。全てが揃ったら、偉大なことを成し遂げることは十分に可能だと信じてきた」
「自分自信と自分のスピードを常に信じてきたけれど、自分を信じてくれるような素晴らしいチームが後ろで支えてくれれば、それは素晴らしいことだ。この週末はずっと快適だった。とても楽しかったし、マシンの中でも落ち着いていたし、とても美しかった」
ソルベルグ、次のRally1参戦はいつ?
現在WRC2ポイントリーダーにつけるソルベルグは、2週間後のラリー・フィンランドでRally2に復帰予定。しかしエストニアでの勝利が将来的にRally1のフルタイムシートを確保するための助けになることを期待している。
「(将来のことは)分からない。それは他の人が答える質問だ。僕はベストを尽くすだけ。100%をね。(来季のRally1昇格を)望んでいるよ」とソルベルグは言う。
またエドモンドソンは次のように続けた。
「ここ数年間、僕らは(Rally1での参戦を)望んできたが、これは自分たちの実力を証明するモノだと思うし、将来的にエキサイティングなことに繋がるのを願っている」
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