WRCスウェーデン:トヨタのエバンス首位で最終パワーステージへ
WRC第2戦ラリー・スウェーデンは最終パワーステージを残し、トヨタのエルフィン・エバンスが首位につけている。

2020年WRC(世界ラリー選手権)第2戦ラリー・スウェーデンの競技2日目が行なわれ、4つのSS(スペシャルステージ)が開催された。首位は初日と変わらずエルフィン・エバンス(トヨタ)だ。
エバンスは午前中に行なわれた3つのSS全てでトップタイムをマーク。午後に行なわれたSS16では4位に終わったものの、2番手のオット・タナク(ヒュンダイ)に対して17.2秒ものリードを築いている。
雪不足の影響でラリー・スウェーデンは日程が大幅に短縮されていることもあり、残すはパワーステージのSS18のみとなった。もしエバンスが優勝を飾れば、自身にとって2度目のWRC優勝となる。最初の優勝は、Mスポーツ時代の2017年にラリーGBで記録している。
エバンス圧倒的優勢でパワーステージを迎えるラリー・スウェーデンだが、表彰台を巡る争いは白熱している。現在3番手のセバスチャン・オジェ(トヨタ)と4番手のカッレ・ロバンペラ(トヨタ)との差はわずか0.5秒。WRC界のレジェンドと新鋭による戦いにも注目だ。
5番手につけたのは、Mスポーツのエサペッカ・ラッピ。開幕戦ラリー・モンテカルロを制したティエリー・ヌービル(ヒュンダイ)は6番手に沈んでいる。
開幕戦に続いてラリー・スウェーデンでもトヨタ・ヤリスWRCを駆って参戦している勝田貴元は、エバンスから1分37秒遅れの9番手につけている。
なお、異常気象とも言える暖かい気候の影響でコースにはほとんど雪が積もっていなかったが、多くのマシンがスタッドタイヤを装着して走行した。
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