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勝田貴元、WRC母国戦で問答無用全力プッシュの構え。トヨタの強力なチームメイトも警戒「ハミルトンやフェルスタッペンと戦っているようなもの」

勝田貴元は、WRCラリージャパンに向けてのアプローチはシンプルだが、トヨタのチームメイトを打ち破るのは簡単ではないと認める。

Takamoto Katsuta, Aaron Johnston, Toyota Gazoo Racing WRT Toyota GR Yaris Rally1

 今季WRC(世界ラリー選手権)で2勝を挙げ、世界選手権ウイナーとしてラリージャパンに臨む勝田貴元。彼は母国日本での感動的な勝利を狙って「フルアタック」で挑むつもりだと語った。

 2022年にラリージャパンがWRCカレンダーに復帰して以来、日本での優勝を目指してきた勝田。今季悲願のWRCウイナーとなったことで、日本中の注目が集まることになる。

 これまで勝田は、ラリージャパンで勝利争いができるだけの速さを持っていることを証明してきたが、最高成績は2022年の3位にとどまっている。昨年は優勝争いに加わるも、SS11でクラッシュしてパワーステアリングのトラブルに繋がったことが痛手となった。今週末に控える2026年大会ではその雪辱を果たし、母国ファンの期待を裏切らない活躍を見せる意気込みだ。

 何より、今年は最も優勝のチャンスが高まっているシーズンと言ってもいい。勝田は第3戦のサファリ・ラリーで初優勝を飾ると、第4戦クロアチア・ラリーでも連勝。勢いがあるだけでなく、シーズンを通して安定したパフォーマンスを見せており、第6戦終了時点でトヨタのチームメイト、エルフィン・エバンスと12ポイント差のランキング2番手につけている。また、今季最後のターマック(舗装路)ラウンドにおいて、出走順2番手という有利なポジションも得ている。

「間違いなく、フルアタックです。本当にシンプルです。昨年は苦しいラリーになったので、今年はもっと良いものにしたいです」

 勝田はそう語る。

「もちろん(スタート順は)良いことですし、ポルトガルでもエルフィンが先頭スタートで素晴らしい仕事をしました。自分としては細かい部分を修正して、改善すべきところを良くしていくだけです」

「ラリージャパンは、自分にとってもチームにとってもとても重要なラリーです。もっと多くの人がラリーに興味を持って、ステージで僕たちを見てくれることを願っています」

 勝田はラリージャパンでのアプローチはシンプルだと語る一方、勝利を手にするのは決して簡単ではないと認める。トヨタのチーム内でも厳しい戦いが待っているからだ。

 ポイントリーダーエバンスは2023年と2024年のこのイベントを制しており、昨年は9度の世界王者であるセバスチャン・オジェに次ぐ2位だった。そのオジェも、今年のラリージャパンにエントリーしている。

 オリバー・ソルベルグやサミ・パヤリもまた強敵で、優勝争いに加わる可能性が高い。ソルベルグは1月のラリー・モンテカルロで勝利を挙げ、前戦のラリー・イスラス・カナリアスでも優勝争いを演じた。一方パヤリは昨年そのカナリアスで初のWRC表彰台を獲得し、その好調さは今シーズンも続いている。

「エルフィンはいつも通りとても強いだろうし、セブ(オジェ)も間違いなく来ると思います。それにサミは今すごく速いし、オリバーも本当に速いです。だから簡単な戦いにはならないと思いますが、ベストを尽くします」と勝田は言う。

「クレイジーなことですが、それも良いことだと思います。ある人が言っていたのですが、まるでF1のチームでルイス・ハミルトン、フェルナンド・アロンソ、マックス・フェルスタッペン、オリバー・ベアマンとチームメイトになっているようなもので、自分はそんなチームにいるんだと。彼らに勝つのは簡単ではないですが、これがWRCですから、なんとか勝ちたいですね」

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