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これだよこれ! ハイブリッド非搭載となったWRCマシンに、タナク感激「ラリーカーのあるべき姿だ」

ヒョンデのオット・タナクは、ハイブリッドが廃された今季のWRCマシンの方が運転しやすいと評した。

Adrien Fourmaux, Alexandre Coria, Hyundai World Rally Team Hyundai i20 N Rally1, testing

Adrien Fourmaux, Alexandre Coria, Hyundai World Rally Team Hyundai i20 N Rally1, testing

写真:: Fabien Dufour / Hyundai Motorsport

 ヒョンデのオット・タナクは、2025年仕様でハイブリッド非搭載となったWRC(世界ラリー選手権)マシンは、より「シンプル」で「かなり運転しやすい」という。

 2022年からWRCは、ラリー1規定の導入によりマシンがハイブリッド化された。しかしFIAはコスト面の問題なども踏まえ、マシンからハイブリッドシステムを排除することを決定。2025年シーズンから新しいテクニカル・レギュレーションが導入されることになった。

 レギュレーション変更の結果、1.6リッターのターボエンジンに接続されていたハイブリッド・ユニットによって生み出されていた130馬力が差し引かれた分、タイム自体は遅くなることが予想される。しかし同時にマシンが約87kg軽量化されたことでより俊敏となり、特にコーナーではその影響を強く感じられるだろう。

 今週末の開幕戦ラリー・モンテカルロに向けて、各チームは昨年末からハイブリッドではないバージョンのマシンをテストし、プレシーズンには新しいタイヤに関する貴重なデータを収集しながら、この変化に対応してきた。

 タナクは、この最新仕様のラリー1マシンは「ラリーカーのあるべき姿 」であり、マシンをよりエキサイティングなものにしていると信じている。

「レギュレーション変更にマシンを適応させるのは大変な作業だった」

 そうタナクは語った。

「ラリーカーのコンセプトがずっとシンプルになった。以前は様々な戦略があったし、ハイブリッドをステージごとにどう使うか、いつ使うかを考え、ペースノートに追加しなければならなかった」

Ott Tänak, Hyundai World Rally Team

Ott Tänak, Hyundai World Rally Team

Photo by: Vincent Thuillier / Hyundai Motorsport

「数年前まではそうだったように、今はかなり基本的な(クルマに)戻っている。ドライブするのもかなり簡単になっていると思う」

「ドライビングの面でも気に入っている。ラリーカーのあるべき姿だ。モータースポーツでは重量が全てだし、軽いのは素晴らしいことだ。軽ければ軽いほど、より”遊び”やすくなる。それはポジティブだ」

「ターボのリストリクターが1mm小さくなって、それはドライバーにとってはあまりプラスにはならないけど、コンセプトは悪くないよ」

 新しいハンコック・タイヤのパフォーマンスには未知数な部分が多いものの、タナクは昨年よりもヒョンデのマシンに馴染んでいると感じているという。

「まず間違いなく、昨年よりもずっと快適にシーズンを迎えられる」

「クルマもチームもすでに知っているし、1年前よりもずっと準備が整っている。マシンのフィーリングはとてもいい」

「特に昨年末はターマックでマシンのフィーリングが良く、自信もあった。モンテカルロは以前はもう少し楽しめたラリーだった。ハイブリッドがあった時は要求も厳しかったけど、僕がチームを行ったり来たりしたから、毎年新しいチームで新しいマシンに乗ることになってしまったんだ。だからシーズン序盤は、毎年チャレンジングになっていたんだ」

「今年は同じクルマで戻ってきて、過去からの学びがある。だからそれがかなり助けになるよ」

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