トヨタ、GRヤリスベースの新型WRC車両の来季導入を断念。現行ヤリスを継続使用
トヨタは、2021年の世界ラリー選手権シーズンでのGRヤリスをベースにした新型車両の導入を取りやめることを決定した。
写真:: motosport.com
WRCに参戦するTOYOTA GAZOO Racing WRTは当初、今シーズン終了後に現行車両を廃止し、1月に東京オートサロンで発表されたGRヤリスをベースにした新しいマシンに置き換えることを計画していた。実際、トヨタは2月の時点でGRヤリスをベースとしたマシンのテストを開始していた。
しかし、TOYOTA GAZOO Racing WRTはWRCのシーズン再開に向けて6月15日(月)に投稿したツイートで、フィンランドでのテスト実施を報告した。合わせて、2021年まで現行のヤリスWRCを使用し、新モデルのデビュー計画をすべて破棄すると発表した。
トヨタは計画が変更された理由を何も述べていないが、自動車産業に対するコロナウイルスの経済的影響を考慮して決定が行なわれた可能性が高い。
世界中で自動車販売が打撃を受けているため、現行マシンとGRヤリスベースの新型車両、さらに2022年からWRCに導入されるハイブリッドシステムを並行して開発するのは、コストがかかりすぎると考えられている。
トヨタはGRヤリスでのさらなるテストの実施を停止するが、これまでに収集されたデータは、2022年車の開発に使用される。
現行のヤリスWRCは2021年11月までラリーを戦い、新レギュレーションが導入される2022年に新しい車両と置き換わることになる。
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