WRCトヨタ、来季よりタナクを起用。ラトバラ・ラッピと3台体制
TOYOTA GAZOO Racingは、2018年シーズンよりオット・タナク/マルティン・ヤルヴェオヤ組を起用することを発表した。

TOYOTA GAZOO Racingは、2018年シーズンよりオット・タナクとそのコ・ドライバーであるマルティン・ヤルヴェオヤを起用することを発表。参戦2年目となる2018年シーズンに、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組と、3台のヤリスWRCを全イベントに投入することを明らかにした。
タナクはMスポーツの一員としてフル参戦中であり、今シーズンは2度優勝して現在ランキング2位に位置している。Mスポーツのセバスチャン・オジェやヒュンダイのティエリー・ヌービルと年間タイトルをかけて争い合う実力を持つドライバーだ。
なお、今シーズンTOYOTA GAZOO Racingからフル参戦中のユホ・ハンニネンのコ・ドライバーを務めるカイ・リンドストロームは、最終戦ラリー・オーストリアよりチームのスポーティングディレクターに就任するという。
TOYOTA GAZOO Racingのチーム代表のトミ・マキネンは次のようにコメントを寄せた。
「かねてから注目していたオット・タナック選手をチームに迎えることができて嬉しいです。彼は若さと経験の理想的なバランスと、メンタルの強さを兼ね備えており、我々のチームによく馴染んでくれると思います。タナック選手は今季期待を上回る活躍を見せており、あらゆる路面において、スピードと安定したパフォーマンスを残せる、我々の強力なパートナーとなるはずです」
「また、新たなポジションに就いたカイ・リンドストロームにも、お祝いの言葉を送ります。彼と一緒に戦ったモンテカルロで勝利を納めたことは、私のドライバーとしてのキャリアにおける大切な思い出です。あの時、またそれ以降、彼と共に過ごした経験から、彼がプロ中のプロであることを私は知っています。今後もチームの発展を支える、強力な仲間となってくれるでしょう」
「最後に、ユホ・ハンニネンのこれまでの貢献に深い感謝の意を表します。彼はこれからも変わらず我々のファミリーの一員です。チームがここまで来られたのは、彼の力があったからこそです」
※文中のコメントはTOYOTA GAZOO Racing NEWSより抜粋。
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