【WRCフランス】ラトバラ「強くプッシュし、完璧に近い走りができた」
2017年WRC第4戦ツール・ド・コルス(ラリー・フランス)が行われ、トヨタのヤリ-マティ・ラトバラは総合4位に入賞した。

4月7-9日の3日間、2017年WRC第4戦ツール・ド・コルス(ラリー・フランス)が行われ、トヨタのヤリ-マティ・ラトバラは総合4位に入賞した。チームメイトのユホ・ハンニネンは最終日のSS9でコースオフし、リタイアに終わった。
初めてのフルターマックラリーを終えたトヨタ陣営は次のようにコメントした。
トミ・マキネン(チーム代表)
「ヤリスWRCはラリー初日から好調でしたが、さらなる改善を施した土曜日以降は、両ドライバーともクルマがさらに良くなったと喜んでくれました。それはチーム一丸となった努力の賜物であり、クルマは3日間で大きく進化しました。今シーズン最初のフルターマックラリーで、ヤリ-マティが表彰台まであと1歩の4位に入ったのは、素晴らしいと思います。現役時代、私自身のツール・ド・コルスでのベストリザルトは6位でした。パワーステージで彼がトップタイムを出した事についても、加えて称賛したいと思います。また、このラリーでの経験が少ないにも関わらず、ヤリ-マティに匹敵するペースで走行したユホは、自分自身を誇りに思っていいと思います」
ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC#10号車)
「4位でフィニッシュするためには、完璧な走りをする必要があると理解していましたので、自分の運転に集中し、最後のパワーステージでは限界まで攻めました。いくつかのコーナーでは進入スピードが高すぎてアンダーステアが出てしまい、とあるジャンピングスポットではドリフトして観客を驚かせてしまいました。それぐらい激しく攻められたということで、完璧に近い走りができたと思います。総合4位に入り、その上パワーステージも制して合計17ポイントを獲得する事ができたのは、今シーズン最初のフルターマックであることを考えると素晴らしい結果だと思います」
ユホ・ハンニネン(ヤリスWRC#11号車)
「SS9のフィニッシュまで、あと約5kmの右コーナーでミスを冒してしまいました。原因は明らかではありませんが、おそらく私が作ったペースノートに問題があったのだと思います。コースから外れて復帰する事ができず、そこでラリーは終ってしまいました。今回は十分なスピードがあったと思いますし、フィニッシュまであと少しだったのでとにかく残念です。しかし、チームメイトであるヤリ-マティが本当に素晴らしい結果を残した事を、心から喜びたいと思います」
※コメントはTOYOTA GAZOO Racing Newsより抜粋。
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