WRC豪州最終日:ヌービル今季4勝目。ラトバラ最終SSで衝撃のリタイア
WRC最終戦ラリー・オーストラリアの最終日が開催され、ヒュンダイのティエリー・ヌービルが今季4勝目を挙げた。

11月19日(日)、WRC最終戦ラリー・オーストラリアの最終日が開催され、ヒュンダイのティエリー・ヌービルが今季4勝目を挙げた。
最終日は5本のSSが予定されていたが、午後1本目のSS20が大雨の影響で走行がキャンセルとなった。
午前中の3本では総合2番手のヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ)がトップのヒュンダイのティエリー・ヌービルとの差を詰め、最終ステージを前に14.7秒差。総合3番手のオット・タナク(Mスポーツ)もラトバラのタイムに迫り、その差は11秒差となった。
また、朝の段階で総合4番手だったクレイグ・ブリーン(シトロエン)が午前のステージ中にリタイア。これによりヒュンダイのヘイデン・パッドンが4番手へと順位を上げた。
約6kmに及ぶ最終ステージではヌービルが途中ドライバー側のドアが開くアクシデントに見舞われたものの堅実な走りを見せ、7番手タイムを記録。これにより今季4勝目を挙げた。
総合2番手だったラトバラは、なんとステージ序盤でコースアウト。細い木をなぎ倒した後、茂みにはまってしまったラトバラのマシンのボンネットからは白い煙が上がっていた。結局そのままラトバラはリタイアとなってしまった。
これによりタナクが2位を獲得し、ニュージーランド出身のヘイデン・パッドン(ヒュンダイ)が3位表彰台を獲得した。
4位はすでに前戦イギリスで今季ドライバーズチャンピオンを獲得しているMスポーツのセバスチャン・オジェ。オジェはこのパワーステージでトップタイムを記録している。5位にはエルフィン・エバンス(Mスポーツ)が入った。
トヨタのエサペッカ・ラッピは最終ステージで3番手タイムを記録して6位に入賞した。
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