WRC豪州:ミケルセン、初日グラベルで速さを発揮。2番手に20秒差
WRC最終戦ラリー・オーストラリア初日が開催され、ヒュンダイのアンドレアス・ミケルセンがトップタイムを記録した。

11月17日(金)、WRC最終戦ラリー・オーストラリア初日が開催され、ヒュンダイのアンドレアス・ミケルセンがトップタイムを記録した。
オーストラリア初日は計8本のSSの走行が行われた。舞台となったのはサービスパークが置かれるコフスハーバーの北側エリアだった。
昨年のWRCラリー・オーストラリアで優勝したミケルセンは、午前に行われた全てのSS(SS1~SS3)でトップタイムを記録し首位に立った。
午後には、その3本のグラベルSSのリピートステージ(SS4~6)とコフスハーバー沿岸の特設コースで2本のスーパーSSが行われた。
グラベルステージではミケルセンの速さが光るものの、最後に2連続で走行が行われた特設コースでのステージではミケルセンの同僚であるティエリー・ヌービルとMスポーツのオット・タナクがそれぞれ1-2を占めた。
それでもミケルセンはリードを守り、2番手となったヌービルに20.1秒差をつけて初日を終えた。3番手はシトロエンのクリス・ミークだった。
トヨタのヤリ-マティ・ラトバラは4番手につけているが、すでにミケルセンから約30秒差つけられている状況だ。ラトバラは5番手のクレイグ・ブリーン(シトロエン)と6番手のタナクと約3秒差という接戦を繰り広げている。7番手はヘイデン・パッドン(ヒュンダイ)だった。
前戦イギリスで5度目の世界王者となったセバスチャン・オジェは8番手で終わった。オジェは今回のイベントの第1走者(グラベルラリーでは走行順が遅いほど路面状況が改善され有利に走ることができる傾向にある)だったため、厳しい初日を送ることを覚悟していたという。さらに彼のフォード・フィエスタがギヤシフトにトラブルを抱えたことでオジェの初日は困難を極めた。
なおトヨタのエサペッカ・ラッピは、午前中にパワーステアリングのトラブルを抱えたことでトップから3分の遅れの11番手に位置している。
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この記事について
シリーズ | WRC |
イベント | ラリー・オーストラリア |
ドライバー | アンドレアス ミケルセン , ティエリー ヌービル |
チーム | ヒュンダイ・モータースポーツ |