【WRC】「もうダメだと思った」とミーク。メキシコ最終SSを振り返る

今季初の完走と優勝を果たしたシトロエンのクリス・ミークは、最終SSでコースオフした時からゴール後までの心境について明らかにした。

 先週行われたWRC第3戦ラリー・メキシコで、シトロエンのクリス・ミークが今季初優勝を遂げた。

 これまで開幕戦モンテカルロと第2戦スウェーデンを共にリタイアしたミークは、悲惨なシーズンの幕開けを経験している。獲得ポイントは、スウェーデンのパワーステージで4位に入賞した2ポイントのみだった。

 第3戦ラリー・メキシコでは、他のライバルたちのマシンがトラブルに見舞われる中、ミークのシトロエンC3はノートラブルで走行し続け、2日目から最終日までのラリーをリードした。最終SS直前までで、2位のセバスチャン・オジェ(Mスポーツ)から37.2秒ものタイム差を築くことができたのだ。

 しかし、最終SSの走行中のミークは、ギャラリー専用の駐車場にコースオフ。正規ルートに復帰するまでしばらく駐車場を彷徨うことになった。その後、無事にコースに復帰したミークは2位のオジェに13秒差をつけて、チャンピオンに輝いた。

 そのハプニングについてミークは、自分の”大きなミス”であることを認め、優勝できたのはもはや幸運だったと語った。

「僕はミスを犯した。それもとても大きなミスだ。高速の右コーナー中にブレーキをかけたことで、マシンが横を向いてしまい、そのままアウト側に振られてコースオフしたんだ。その後は、まるで神の手の中で弄ばれているような心地だった」

「(ギャラリーの)車の間を抜けて行くと、どんどん狭い道に入ってしまうんだ」

「もうダメだと思いかけたその時、咄嗟にハンドブレーキで方向転換し、元のルートへ復帰することができた。(駐車場と正規ルートを隔てる)フェンスが空いているのをみて、自分が元のルートから外れてしまっていたことをようやく理解することができた」

「自分のパフォーマンスは喜べたものじゃないけど、シトロエンは優勝することができた。だから僕は満足だ。フィニッシュラインを越えたとき、自分が勝てたのかどうかもわからなかった。でもその直後にギャラリーが拳を振り上げて喜ぶ姿をみて、僕は自分が優勝したことを知ったんだ」

「こんなラリーじゃ、(シトロエンのチーム代表である)イブ・マットンから違う意味で拳を振られそうだ!」

 ミークがシトロエンに勝利をもたらしたことで、ヒュンダイ以外の3メーカーが、それぞれ1勝ずつ挙げたことになる。

 ミークはドライバーズランキング6位に浮上し、同僚のクレイグ・ブリーンの前に出ることができた。現在のポイントリーダーであるオジェと6位のミークの間には、39ポイントの差がついている。

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この記事について
シリーズ WRC
イベント名 ラリー・メキシコ
ドライバー クリス ミーク
チーム シトロエン・ワールドラリー・チーム
記事タイプ 速報ニュース