【WRC】アルゼンチン2日目:トラブル多発で大波乱。ラトバラは6番手

WRC第5戦ラリー・アルゼンチン2日目では、エルフィン・エバンス(Mスポーツ)がトップタイムを記録。トヨタのヤリ-マティ・ラトバラは総合6番手だ。

【WRC】アルゼンチン2日目:トラブル多発で大波乱。ラトバラは6番手
Elfyn Evans, Daniel Barritt, Ford Fiesta WRC, M-Sport
Jari-Matti Latvala, Miikka Anttila, Toyota Yaris WRC, Toyota Racing
Jari-Matti Latvala, Miikka Anttila, Toyota Yaris WRC, Toyota Racing
Thierry Neuville, Nicolas Gilsoul, Hyundai i20 WRC, Hyundai Motorsport
Dani Sordo, Marc Marti, Hyundai i20 WRC, Hyundai Motorsport
Pontus Tidemand, Jonas Andersson, Skoda Fabia R5

 現地時間4月28日にWRC(世界ラリー選手権)第5戦ラリー・アルゼンチン(ラリー・アルゼンティーナ)2日目が行われ、エルフィン・エバンス(Mスポーツ)がトップタイムを記録した。トヨタのヤリ-マティ・ラトバラは総合6番手となった。

 ラリー・アルゼンチンの2日目では、全8SS(SS2~SSS9)の走行が行われた。

 現地時間4月28日午前8時38分より、午前のセッション(SS2~SS4)がスタート。多くのドライバーがトラブルに見舞われる中、Mスポーツのエルフィン・エバンスが、総合2番手から30秒差をつけたことで大きくリードし、首位に立った。

 SS2の区間タイムでは、ヒュンダイのダニ・ソルドとシトロエンのクリス・ミークは、エバンスと僅差であった。しかし、ソルドはSS3でマシンを岩にヒットさせ、ステアリングアームを破損させたため、11分のロスタイムを被った。またミークはSS4でバンプに引っかかったことでコースオフ。彼のマシンは大ダメージを受けた。SS4を完走したものの、3日目に備えリタイアすることを決断した。彼のチームメイトであるクレイグ・ブリーンも別のトラブルによって、SS4終了時にリタイアしている。

 SS4終了時での総合2番手は、トヨタのヤリ-マティ・ラトバラだった。ラトバラは、SS2の走行中にフロントエアロを脱落させながらも、SS4終了時には総合3番手のマッズ・オストベルグ(プライベーター参戦)に5秒差つけた。

 初日のトップだったMスポーツのセバスチャン・オジェは、ペースノートのミスによって午前中での総合7番手に沈んだ。

2日目午後:ラトバラ、オーバーヒートに見舞われる

 午後のセッション(SS5~SS9)でもエバンスがトラブルなく快走し、2日目のトップに立った。

 午前のセッションで総合2番手だったラトバラは、午後でエンジンがオーバーヒートしてしまったのが原因で、セーフティモードで走行せざるを得ない状況になった。また不運は続き、SS9の走行時にスローパンクチャーに見舞われたことでロスタイム。総合6番手となった。これにより、オストベルグがエバンスに約55秒差つけられながらも、総合2番手に浮上した。

 総合3番手には、午前のセッションで、ダンパーを破損し、パンクに見舞われたものの、午後で追い上げることができたヒュンダイのティエリー・ヌービルがつけた。総合4番手はオジェ。それにチームメイトのオット・タナクが続いた。ヌービルとオジェ、タナクのタイム差はそれぞれ約5秒の僅差であり、タナクの18秒落ちでラトバラがつけている。

 総合7番手のヒュンダイのヘイデン・パッドンは、午前中、総合9番手に沈んでいたものの、SS7でトップのエバンスのタイムに並び、SS8ではSSトップタイムを記録した。

 総合8番手はプライベーター参戦ながらも健闘するロレンツォ・ベルテッリ。総合9番手はトヨタのユホ・ハンニネンがつけた。ハンニネンは、2日目の序盤でパワー不足のトラブルに悩まされた。

 2日目の後、トヨタのふたりは次のようにコメントした。

ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC#10号車) 

「今日は、最初のステージをスタートしてすぐに、道がとても荒れている事に驚きました。クルマの下まわりを保護するサンプガードが5回ほど路面に強く当たり、大変な1日になるだろうと覚悟しました。午後のリピートステージは道がさらに悪くなるだろうと予想し、下まわりを打たないように車高を高めたのですが、ハンドリングに関しては自信を持てなくなってしまいました。SS8のスタート後しばらくして、岩を避けようとラインが膨らんで右リヤがバンクに当たり、タイヤがリムから外れてしまいましたが、そのままフィニッシュまで15kmぐらいタイヤ交換をせずに走り切りました。ツキがなかったとも言えますが、それでもきちんと1日を走り切ったので、クルマにいくつか改善を施し、残る2日間の戦いに臨みたいと思います」

ユホ・ハンニネン(ヤリスWRC#11号車) 

「コースは1日を通してラフだったので、ただひたすらステージを走り抜く事に集中しました。午前中にはパワーが落ちるトラブルが発生し遅れをとりましたが、幸運にも日中のサービスで問題点を見つけ解決したので、午後はトラブルなく走る事ができました。また、午前中には路面のバンプ(出っ張り)に当たって空力パーツの一部が破損し、その結果ハンドリングが少し神経質になりましたが、それほど大きな問題ではなかったのは幸いです。明日は、少しでも順位を上げられるように頑張ります」

 ラリー・アルゼンチンの3日目は、全6SS(SS10~SS15)の走行が予定されており、現地時間4月29日午前8時08分よりスタートする。

※文中のコメントはTOYOTA GAZOO Racing NEWSより抜粋。

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