【WRC】オジェ、ギヤボックスの重量制限違反の疑いが払拭される
セバスチャン・オジェは、ラリー・メキシコでギヤボックスの重量制限違反の疑いがかけられていたが、FIAの調査により、疑惑は払拭された。






WRC第3戦ラリー・メキシコの走行後、セバスチャン・オジェ(Mスポーツ)には、ギヤボックスの重量制限違反の疑いがかけられた。しかし、FIAの調査によってオジェへの疑いは晴れた。
オジェに疑惑がかけられたのは、イベント終了後の車検の時だった。彼のフィエスタWRCのミッションはホモロゲーションの重量よりも軽量だったことが発覚したのだ。
イベントの後、フィエスタWRCのユニットは未開封のままフランスに運ばれ、Mスポーツのメンバー立ち会いの下、WRCのテクニカル・デレゲートであるジェローム・トケによって検査された。検査では、ホモロゲーションを取得した時のユニットとの比較が行われたという。
FIAによる精密な検査の後、ラリー・メキシコのスチュワードは次のように表明した。
「2017年3月20日月曜日、スチュワードはFIAのテクニカル・デレゲートより報告を受けた。FIA(フランス、ヴァルリー)の敷地内で、疑いのあるギヤボックスをホモロゲーションのギヤボックスと比較したところ、該当のギヤボックスはレギュレーションに準拠していたことが判明した」
「よって、スチュワードはそれ以上の審議を行わないとする」
ラリー・メキシコで2位入賞したオジェは、22ポイントを獲得した。もし今回の件が違反であると認められた場合、ラリー・メキシコが失格になり、オジェはその22ポイントを剥奪される可能性があった。
現在オジェは、2位のトヨタのヤリ-マティ・ラトバラ対し8ポイント差で、年間ランキングをリードしている。
【関連ニュース】
【WRC】メキシコ最終日:6位&7位のトヨタ、初グラベルを無事完走
【WRC】オジェ、メキシコ失格の可能性が浮上。現在FIAが調査中
【WRC】「もうダメだと思った」とミーク。メキシコ最終SSを振り返る
この記事について
シリーズ | WRC |
イベント | ラリー・メキシコ |
ドライバー | セバスチャン オジェ |
チーム | M-スポーツ |
執筆者 | David Evans |