【WRC】スウェーデン3日目:ラトバラが首位に浮上。トヨタ初優勝へ

WRC第2戦ラリー・スウェーデンのデイ3が行われ、トヨタのヤリ-マティ・ラトバラが首位に浮上。トヨタのWRC復帰後初優勝に王手をかけた

 WRC(世界ラリー選手権)第2戦ラリー・スウェーデンのデイ3が行われ、トヨタのヤリ-マティ・ラトバラがトップに浮上した。

 初日をトップで終えたラトバラだったが、2日目にはヒュンダイのティエリー・ヌービルに先行を許していた。それでもラトバラは堅実な走りを見せ2番手を堅持。ヌービルを追った。

 そして望んだデイ3最終ステージで、ヌービルがクラッシュ。ヌービルはステアリングにダメージを負い、リタイアすることとなった。これでラトバラが首位に浮上し、デイ3を終えることになった。

 首位に浮上したラトバラは、スペアタイヤの搭載本数を削減し、ペースアップを果たしたと語る。

「昨日に続き、今日も良い1日となりました。マシンはごく小さな問題こそ生じましたが、特に大きなトラブルはありませんでした。コース上に降り積もった雪で路面はかなり滑りやすく、特にダウンヒルセクションでは、パンクをしたのではと錯覚するほど、コントロールが難しく感じられました」

「午前中はスペアタイヤを2本搭載して走ったのですが、ロングコーナーでオーバーステアが強く感じられ、スペアタイヤを1本しか搭載していなかったライバルに対し苦戦しました。1本積みに変更した午後はペースを上げることができましたが、スタッドタイヤの摩耗に苦しみタイムを失ってしまいました。とはいえ、マシンもチームも日々どんどん良くなっています。明日の最終日はとても重要な1日なので、ベストを尽くして戦いたいと思います」

 チーム代表のトミ・マキネンは、最終日に向け、再び気を引き締める。

「今日は1日の最後に大きなドラマがありました。我々がトップに立ったことには驚きましたが、最終SSでアクシデントにより首位の座を失った選手の無念さは、私もよくわかります」

「ヤリ-マティは1日を通してライバルと上位を争いましたが、明日はさらに激しい戦いとなるでしょう。どのように戦うべきか判断に迷いますが、きっとヤリ-マティは最後まできちんと走りきる事を優先すると思います」

 前日のデイ2でリタイアを余儀なくされたラトバラのチームメイト、ユホ・ハンニネンは、マシンを修復してデイ3に復帰。データ蓄積のため、走行距離を稼いだ。

 最終日となるデイ4は残り3ステージ。トヨタのWRC復帰後初優勝が、早くも現実味を帯びてきた。しかし、2番手のオット・タナク(Mスポーツ・フォード)は3.8秒差に迫っており、予断を許さない状況だ。開幕戦の勝者であるセバスチャン・オジェ(Mスポーツ・フォード)もラトバラから16.6秒差の3番手につけている。優勝争いは、この3台に絞られたと言っても過言ではないだろう。

 なお、デイ3のSS12は、SS9の再走ステージとして設定されていたが、SS9の平均速度があまりにも速すぎたため、安全性を考慮してキャンセルとなっている。

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シリーズ WRC
記事タイプ 速報ニュース