【WRC】トヨタ、本番前日のシェイクダウンでメキシコ初走行を完了

3月8日に行われた公式シェイクダウンで、ヤリスWRCは初めてメキシコを走行。明日の本番に向けた最終調整を実施した。

 3月9日からスタートするWRC第3戦ラリー・メキシコ。これまで開幕戦で2位入賞、第2戦で優勝し、18年ぶりの復活参戦にもかかわらずスノーラリーを制したトヨタは、初のグラベルラリーに挑む。

 ラリー・メキシコで特徴的なのは高い気温と高い標高だ。シーズン前に猛暑や高地でのテストを行っていないトヨタによって、ラリー・メキシコは厳しい戦いになると予想されている。

 3月8日に行われた公式シェイクダウンで、ヤリスWRCは初めてメキシコを走行した。今回は、ラリー本番のSSに近いタフな路面コンディションの5.31kmのグラベルコースを複数回走行し、システムの最終チェックを行った。今回のシェイクダウンでは、本番を想定した全開走行を行ったようだ。シェイクダウン後、トヨタ陣営は9日のオープニングステージ開催地であるメキシコシティに向かった。

 トヨタ陣営は、TOYOTA GAZOO Racing Newsに次のようにコメントを寄せた。

トム・フォウラー(チーフエンジニア)

「通常、他のラリーでは、タイヤをセーブするためシェイクダウンを全開で走る事は少ないのですが、今回はメキシコ特有の高い標高にエンジンのマッピングを適合させるため、あえて全開走行を行ないました。走行ごとにチューニング作業を行なった結果、エンジンの最適化が進み、最終的に2台のマシンともに満足できるタイムを記録しました。また、マシンには何も問題が生じなかったため、シェイクダウンではパフォーマンスの向上作業に集中することができました」 

ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC #10号車)

「シェイクダウン最初の走行ではマシンのセッティングにあまり満足できなかったのですが、その後エンジンのマッピングを変更し、ダンパーの減衰力を調整したところ2回目の走行ではフィーリングがかなり良くなりました。そして、3回目の走行では本当に満足できるセッティングに仕上げることができました。これで、明日からの競技に自信を持って臨むことができますが、ラリー・メキシコはとても気温が高くタフなイベントであり、スプリントラリーというよりも耐久ラリー的な傾向が強いため、心して臨むつもりです」

ユホ・ハンニネン(ヤリスWRC #11号車)

「全体的にとても良いフィーリングでシェイクダウンを走り終える事ができました。マシンには何も問題が発生しなかったため、エンジンのマッピング作業に集中し、良いセッティングを見つけることができたと思います。ラリー・メキシコはとても難しく長いラリーなので、競技最終日の日曜日がはるか先の事に感じられます。明日の木曜日はSS1を戦うためメキシコシティに向かいますが、メキシコはとても熱狂的で素晴らしいファンが多いので、今からとても楽しみです」

 オープニングステージの開催場所、メキシコシティでは、メキシコシティメトロポリタン大聖堂を背景に1.57kmのステージが用意されている。走行は現地時間18時5分より行われる予定だ。

※コメントは【TOYOTA GAZOO Racing News】より抜粋

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【写真】ラリーメキシコSS1のコース図 

 

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この記事について
シリーズ WRC
イベント名 ラリー・メキシコ
サブイベント シェイクダウン
記事タイプ 速報ニュース