【WRC】ポルトガル3日目:オジェ首位に躍り出る。トヨタは7&9番手

WRC第6戦ラリー・ポルトガルの3日目が行われ、首位はMスポーツのセバスチャン・オジェ、トヨタのヤリ-マティ・ラトバラは総合9番手だった。

 5月20日(土)に、WRC(世界ラリー選手権)第6戦ラリー・ポルトガルの3日目が行われた。3日目終了時点での首位は、Mスポーツのセバスチャン・オジェで、トヨタのヤリ-マティ・ラトバラは総合9番手となった。

 イベント3日目は、SS総距離154.56kmとなる計6本のSS(SS10~15)が行われた。

 まず午前のセッション(SS10~12)で、昨日3番手だったMスポーツのセバスチャン・オジェがチームメイトのオット・タナクの総計タイムを上回り首位となった。タナクはSS12の第2スプリットまで最速タイムを記録していたが、第3スプリットでバンクにヒットし、左リヤサスペンションを損傷させた。

 金曜日には路面コンディションに悩まされていたティエリー・ヌービル(ヒュンダイ)は挽回して3日目午前段階での総合2番手につけている。

 前日まで2番手だったヒュンダイのダニ・ソルドは、オジェとヌービルに先行されて、総合3番手に落ちた。

 トヨタ陣営は、堅実な走りを魅せたユホ・ハンニネンがトップから1分39秒差で総合6番手、WRCクラス初参戦のエサペッカ・ラッピは総合8番手、昨日トラブルに見舞われたヤリ-マティ・ラトバラは総合10番手につけている。

 午後のセッション(SS13~15)では、首位オジェがさらにリードを広げるという展開だった。

 オジェに続くのはヌービルであり、SS13ではヌービルに1秒差で軍配が上がったが、その後のSS14とSS15でオジェはヌービルを引き離して16秒の差をつけた。

 総合3番手はソルドで、トップのふたりからは30秒以上引き離され、また総合4番手のタナクからも30秒のアドバンテージを築いているというひとり旅状態にある。

 SS12のクラッシュの後、一時は総合5番手に落ちたタナクだが、昼のサービス中にマシンをリペアし、午後でポジションをひとつ上げることができた。そのタナクに順位を譲ったのは、現在総合5番手のクレイグ・ブリーンだった。

 トヨタ陣営は、ハンニネンが午前から順位を落とし総合7番手、ラトバラは総合9番手、ラッピはSS15でウォールにマシンをヒットさせたため5分以上のタイムロスを被り、入賞圏内から零れ落ちてしまった。

 3日目終了後、トヨタのドライバー達は次のように語った。

ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC #10号車) 

「今日は胃がとても痛み、何も食べ物を受け付けないぐらい酷い体調で1日をスタートしました。しかし、幸いにして、体調はだんだんと良くなっていきました。クルマは、小さなトラブルこそありましたが、走りは大きく進化したと思います。特に、ステージを2回目に走行する際のサスペンションのセッティングは、昨日よりもかなり良くなり、正しい方向に向かっていると思いました。今日のコースは昨日よりも硬く、ルーズグラベルによる影響は大きくなりましたが、午後の2回目の走行時でも道はそれほど荒れていませんでした。ここまでのところ、我々はこのラリーから多くのことを吸収しています」

ユホ・ハンニネン(ヤリスWRC #11号車) 

「最終ステージでは、前を走るエサペッカのクルマのダストが見えたその直後に、彼は迅速に道を譲ってくれました。彼らクルーと、それを指示したチームの采配に心から感謝します。午後のSS14ではなぜかクルマが止まってしまい1分程度を失い、タイムをロスしました。しかし、今晩チームが問題を解決してくれると信じています。コースは全体的に昨日よりも良いコンディションだったと思いますが、私は今日のステージの経験がないため、着実な走りに徹しました。タイヤのグリップは1日を通して変わりやすく一定ではないと感じましたが、特に大きな問題はありませんでした。明日も冷静さを失わずに走り、良い順位でフィニッシュできることを願っています」

エサペッカ・ラッピ(ヤリスWRC #12号車) 

「最後のSSの、アスファルトの上にルーズグラベルが乗ったセクションでミスを冒しクルマのリヤをコース脇の壁にぶつけてしまいました。その結果右のリヤにダメージを受け、ブレーキディスクも失ってしまいましたが、サービスパークまで戻れたのは幸運でした。また、今日の午前中の2本目のSSでは私のミスで走行中にエンジンが止まり、再スタートするまでに1分程かかってしまいました。このように今日はいくつか失敗を冒し、またタイヤ選択に関しても見誤った部分はありますが、これも成長の過程の一部であると思っています。また、今日は昨日よりも路面が滑りやすく、そのためブレーキのタイミングが少し早すぎたと感じることが多かった1日でした」

 イベント最終日は、SS総距離42.93kmの計4本のSSを走行予定にある。最終ステージであるSS19「ファフェ」では、パワーステージが設定されている。

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この記事について
シリーズ WRC
イベント名 ラリー・ポルトガル
ドライバー セバスチャン オジェ
記事タイプ レグ・レポート