【WRC】マキネン「今季のラトバラはタイトル争いする可能性がある」

トヨタのチーム代表のトミ・マキネンは、現在ポイントリーダーであるヤリ-マティ・ラトバラが、今季タイトル争いをする予感を抱いている。

 2017年シーズンで、18年ぶりにWRC参戦に復帰したトヨタ。そのブランクがあるため、多くの人はトヨタの早期の成功を想像することはできなかった。

 しかし、開幕戦早々にトヨタのドライバーであるヤリ-マティ・ラトバラは総合2位に入賞、さらに第2戦のスウェーデンでは総合優勝を果たした。現在ラトバラは、ドライバーズチャンピオンシップで首位に立っている。

 トヨタのチーム代表のトミ・マキネンに対し、今季のラトバラがタイトル争いをする可能性について訊くと次のように語った。

「今季、ヤリ-マティは(タイトルを)争えるような気がしている」

「私は彼がマシンに自信を持ち、より快適に争えるような環境に整えることができる。その重要さを他の誰よりも理解しているつもりだ。私には長い間、彼のような立場にいた経験があり、その当時の自分が何を感じていたか覚えているためだ。それにしても、スウェーデンでのヤリ-マティは、間違いなく世界で最も速い男だった」

 シーズン開始当初のラトバラは、表彰台に乗り、ポイントを獲得することを目標においていた。しかし、今となっては別の目標を追わざるを得ない状況にある。

「モンテが始まる前、僕は総合6位内を目指していた。またスウェーデンも5位以内が目標だったんだ」とラトバラは語った。

「状況が変わってしまったね」

 ラトバラは、ラリー・スウェーデンのパワーステージ(総合タイムとは別に該当ステージで1-5位のドライバーにポイントが与えられる)を制したことで、開幕戦で優勝を果たしたセバスチャン・オジェ(Mスポーツ)に4ポイント差をつけている。

 しかし、その一方のオジェは、ラリー・スウェーデンで自身の成績をあえてコントロールしており、それがグラベルラリーである第3戦ラリー・メキシコへの布石となっていることを明かした。グラベルラリーは出走順によって有利不利があり、先導車が砂利を掻くため、後攻車ほど砂利の履けたより走りやすい環境で戦えるという傾向がある。金曜日はポイントリーダーからスタート(土日はリバーススタート)するため、必然的にラトバラはラリー・メキシコの序盤を先導することになる。

 オジェは「彼が調子を取り戻すとはほとんど思っていなかった。また彼はメキシコで僕の道を作ってくれそうだ。僕は彼が先に行くのを見て、愉快だったよ」とスウェーデンのパワーステージでの出来事についてジョークを飛ばした。

「僕は本気じゃなかった。その時の目標は3点か4点取れば大丈夫だろうと考えていた。僕はヤリ-マティ・ラトバラがトップ5に入ることを確信していたんだ」

「そうして彼は勝利し、チャンピオンシップで4ポイントリードした。でも僕は、ラリー・メキシコで”道を作ってくれる人”を見つけることができた」

 シーズン前に猛暑や高地でのテストを行っていないトヨタによって、ラリー・メキシコは厳しい戦いになると予想されている。

 今週、トヨタはメキシコに備えるためにスペインのアルメリアに赴いたが、ラトバラがマシンを横転させたため、テストは早々に中断された。

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この記事について
シリーズ WRC
ドライバー ヤリ-マティ ラトバラ
チーム Toyota Gazoo Racing
記事タイプ 速報ニュース